【香港旅行記】Day1 香港着いたらいきなりネパール料理?

気づけば有休が2日程余ってしまいそうだった。
「お〜、それはモッタイナイ」と思ってどこかに出かけることに。とりあえず思いついたのは美味いもんを食うために台湾。ところがどっこい休みが取れそうな日にちと安いチケットは当然かち合わず。しょうがないので次に思いついたのは「香港」。
と、エアチケットを探していたら、ちょうどHKエクスプレスで安めのチケットを発見。とりあえず計画も特に無いまま、香港行きチケットを取ってしまったのだ。とりあえず美味いもんでも食えればいいかぁ〜的に出かけた香港旅。

そんなこんなで、早朝3時過ぎに羽田に到着。実は HKエクスプレスに乗るのは今回が初めて。んで、チケットを取るときのWebサイトの注意書きには3時間前からチェックイン開始で1時間前には搭乗開始とある。「いつもより1時間ぐらい早めだなぁ~」と思いつつも、何らかのトラブルとかが発生して乗れなかったりしたら嫌なので、素直に3時間前くらいに空港に来た。

羽田は建前上は24時間空港ですが、実際は1時過ぎに最終便があって、そこから6時ぐらいまでは飛んでいる飛行機は無い。んで、その最初の飛行機が我々の乗ろうとしているHKエクスプレスだった。

ということで、出発便一覧の電光掲示板の一番上にHKエクスプレスの便名が表示されている。

早速チェックインカウンターに行ってみる。と、すでにチェックインは始まっていたが、チェックイン作業をしていたのは、HKエクスプレスのみ。他のカウンターは完全に閉まっていて静かなもんだった。

羽田空港のイケテないところは、24時間空港といえども羽田までの公共交通機関も止まってしまうところ。みんな行き場が無くその辺のベンチで寝ている人が多数いた。

HKエクスプレスのホームページや、いろんな人の旅行記を読むと1時間前から搭乗となっていて、エアチケットにもその時間になっていたが、予想通りそんな時間には搭乗とはならず、なんとなく他の航空会社と同じような時間に搭乗開始。

HKエクスプレスの新しめの機体は綺麗な紫色でシンプルなデザイン。

搭乗の時、扉の右側には「焼売」の文字が。「何だこりゃ?」と思って帰国後に調べてみたら、HKエクスプレスでは7機所有しているエアバス320の機体のうち、5機に「点心」に関わる名前をつけて運行しているらしい。これはそのうちの1機の「シュウマイ号」というわけ。

さて、小さく搭乗レポートになってしまうが、機内は普通のLCCと同じ感じの空間で特に可も無く不可もなくって感じ。香港ぐらいまでの飛行時間だったらどうせ寝てしまうので特に問題ないって感じ。

ただし、自分は一番後ろの席を取ってしまったんだが、一番後ろの席には窓が無く外の景色は全く見えない。わざわざ窓側の席を取った意味が全く無いので注意が必要。とは言え、飛行中はまぶしいのでず~とブラインドを下ろしているので基本的には問題ないのだが、「いよいよ離陸か?!」とか「そろそろ着陸するな!」とかいう心構えが全く出来ない。

あと、日本から帰る香港人とかが多くて、みんなの手荷物は多め。ということで上の棚は一杯となり、乗務員に我々が持っていたバックパックを「足元に置け」というビックリ指示を受ける。

バックパックぐらいの大きさを足元に置いたら、普通の飛行機では怒られるでしょ!とか思いつつも、結果的にキツキツの状態で香港まで飛ばなくてはならないという結果となった。

そんなこんなで無事香港国際空港に到着。HKエクスプレスの香港空港でのチェックインは第2ターミナルなので、てっきり第2ターミナルに到着するのかと思っていたら、到着は第1ターミナルだった。

さて、イミグレーションを抜けて真っ直ぐ行くと、市街までの交通機関が集まったところに出る。写真の場所からは正面には「エアポートエクスプレス」があって、これが市街まで行くには一番メジャーで所要時間も短くて済む。が、お値段が若干高い。

真っ直ぐ行って左に行けばタクシー。タクシーは大きな荷物を持っていたら楽だが、時間もかかる上にお値段も高い。

ということで、今回我々は真っ直ぐ行って右側にあるバスターミナルからバスにのって市街へ行くことに。

エアポートエクスプレス乗り場を右に進んで真っ直ぐ行くと、バスターミナルに出る。正面にはバス路線番号と停車するバス停とかが書いてあるので親切。この辺は「地球の歩き方」に結構詳しく書かれているので事前に読んでおくとスムーズにいく。

先ほどの掲示板には目的の番号のバスはどこから出発するのか?もちゃんと図で示されているので迷う心配は無い。

言い忘れたが、香港市街で移動するにはバスの他にも地下鉄に乗る機会が多いんぢゃないかと思われる。そんな時には日本のSuicaみたいな「オクトパスカード(八達通)」が便利。使い方はSuicaと全く同じで、ある程度の金額をチャージしておいて、使うときに機械にタッチするだけ。ということで、バスで市街に行く時でも先にオクトパスカードを買っておく方がいい。

オクトパスカードは、エアポートエクスプレス乗り場にあるオフィス(客務中心)で買うことが出来るし、さすがに国際空港のオフィスなので、自分のようなかなりブロークンな英語でも全然分かってくれる。「オクトパスカード欲しいんだけど・・・」と言えばすぐに売ってくれる。デポジットの50香港ドルと100香港ドルが既にチャージされているカードを買うのが普通。チャージ金が不足したら、地下鉄のオフィスやコンビニ、駅の機械でチャージが可能。当然の如く、バスでも使える。

我々は九龍(カオルーン)方向にホテルを取っていたので、A21もしくはA22のバスに乗る。バス停に行ってみると既にバスは停まっていて、我々が乗ったらすぐに出発。

しばらく走るとそこは既に「お~!香港だねぇ~」と思うような高層マンションがお目見えする。そしてどの部屋のベランダにも洗濯物が干してあって「こんだけ部屋数があっても、埋まってるんだねぇ~」と感心する。こんなに高層のマンションだったら、高層階のベランダとかで鉢植えとか育ててて落としちゃったら殺人行為だよね。とか、しょうもないことを言いつつ40分ぐらいで九龍地区に到着する。まあ、こんなに高層階だと鉢植えとかは絶対に禁止されてそうだが・・・。

昔香港の空港は市街地にあったが、世界一着陸が難しいと言われていた程の難空港であった上に、経済発展による発着数の増加で、現在の空港は市街地からだいぶ離れた所にある。離れていても交通機関は充実しているので大して不便さはない。

我々は九龍地区にある地下鉄の「佐敦駅」付近で下車。

今回の宿は佐敦駅すぐの所にある「シャムロックホテル(新楽酒店) 」。本当に地下鉄の駅を出たところにあるので、アクセスは超いい。

予約した時の料金は超高かった上に、ホテルの入り口はドアマンが居たりしたので「お~、これは期待できるんぢゃない?」と思って部屋に入ったら「う~ん、値段相応ではないなぁ~」という感じだった。別に部屋が汚いとかそんなことは無く、綺麗なんですが、設備はちょっと古めかな。香港は全体的にホテルは高め。

ホテルにバックパックを置いたら早速出掛ける。まずは食事。向ったのはホテルから歩いて1~2分の所にある「麥文記麺家(マクマンキー) 」

麥文記麺家の隣にある牛乳プリンの店は超混んでいて凄い行列になっていた。麥文記麺家は行列にはなっていなくて若干不安になる。

とは言えお昼時ということもあって、麥文記麺家も店内は結構にぎわっていたので一安心。

座った席の目の前にあるメニュー表は恐らく広東語と思われ、ガイド本と見比べながら必死で解読。「う〜!わかんねぇ〜!」と苦戦してたら、お店の人が日本語メニューを持ってきてくれた。入店したら「ワタシ日本人デス」的なアピールをした方がいいかも。

そんなこんなで注文したのは、オーソドックスなワンタン麺と「京都炸醤撈麺」と言われるちょっと甘辛に味付けされた肉が乗った麺。
このゴムみたいな麺を食べると「あ〜!香港に来たのねぇ〜!」って感じがしていい。京都炸醤撈麺は今まで食べた事が無い感じでこれはこれでまた良しという感じ。ちゃんと別にスープがついてきて、スープと共に食べるとちょうどいい感じに調整された甘辛ぶりだった。

麥文記麺家を後にして、続いては「廟街」付近を歩いてみる。ここは夕方からいわゆる「男人街」と言われている屋台街になる通り。夜はそれこそ歩くのも疲れちゃうぐらい賑わうが、昼はご覧の通り想像もできないほどの静けさ。

男人街となる廟街の通りは麥文記麺家から大きな道を挟んで北側に位置する。そんなこんなで次に向かったのは、ネパール料理店の「manakamana」レストラン。

香港行きの飛行機の中で何気なく「地球の歩き方」を読んでいたら、この店が紹介されていて「客の8割がネパール人」と書かれているのを読むと、自分も妻もかなり心惹かれる。「これ、美味いんぢゃね? 行ってみる?」を意見が一致したので行くことにしたのだ。もちろん「わざわざ香港に来たのにネパール料理行くってどうなん?」とかなり躊躇したのも事実。

んで、早速店内に入ってみると、お昼時なのに客だれもいねぇ〜じゃん!とかなり心配となる。早速ハズレくじを引いた気がしてならない。
店内は狭いものの小汚い感じは全然なく、ごくごく普通な感じだった。対応してくれたおばちゃんは恐らく香港出身と思われる顔つきの人で、姿は見えなかったが中で調理している人がネパール人なんぢゃないか?と思われる。

注文し終わって何気なくメニュー表をみていると気になるマークが。「あれ?これハラルマークぢゃね?」と、ハラルマークが堂々と書かれていた。ネパールって、ヒンドゥー教のイメージが強いのだが、誰向けのハラルマークなんだろう?と不思議なまま結局は解決せず。ハラルマークを掲げるのはこれから世界格好の共通認識になっていくのだろうか?

早速注文したサモサが運ばれてきた。皮はパリパリで中は芋感が満載で美味い。辛過ぎずちょうどいい感じの味付けで、中央の緑のソースが不思議な感じで「何味」とは表現しにくかったがちょっとつけると美味いし、ソースをつけなくても全然美味しいサモサだった。

そして、もう一品頼んだのは、ネパール料理の代表格「モモ」。見るからに美しく並べられたモモが食欲をそそる。

んで、早速食べてみたが、これが超美味いのだ。というのも揚げモモなのだが、皮の内側はモッチモチ。さすがに香港だけあってひき肉の使い方は超上手く、中の具材も美味い。パクパクと何個でもいけちゃう感じのモモだった。中央の赤いソースは一見すると結構辛そうにみえるのだが、全然辛くなく、これまたこのソースをつけてもつけなくても全然美味しいモモだった。
「香港に来てネパール料理店に行く」とう邪道な選択は結果的に大当たりだった。香港にちょい長めに滞在して中華系料理に飽きてしまったら、ぜひこの店に行ってもらいたい。

さて、まだまだ食べます。ネパール料理店からさらに北方向(旺角駅方向)に歩いて行く。お目当ての店は「恭和堂」という店。

以前「世界行ってみたら本当はこんなとこだった!」という番組で、香港を紹介していた。香港では結構お年寄りが多く、しかも健康なお年寄りが多い。もちろん社会福祉や医療が充実していることもあるが、長寿の秘訣として、普段飲んでいる「健康茶」があるという。街じゅうにはスタンド形式で健康茶を売る店がたくさんあるそうで、この恭和堂もそういった健康茶が飲める店。

店内はちょっと小汚い感じもあるが、座ってゆっくりと飲めるようにもなっている。とはいえ、「カフェ」的な物を想像してはならない。カフェとはかなり違う。どちらかと言えば「食堂」に近い雰囲気。

メニューに一番大きく謳われているのは「亀ゼリー」。その他にもいろんな種類のお茶とその効能について書かれていて、どれを飲んだらいいのか迷ってしまう。お茶といっても単一のお茶ぢゃなくたくさんの種類のお茶が混ざった感じで、どちらかと言えば「漢方」的な要素が強い。

頼んだのは「亀ゼリー」と「咳に効くお茶」そして「24種類のお茶」の三種類。正直どのお茶もお世辞にも「美味い」とは言えない。味の基本は「苦い」だ。亀ゼリーは温かい物と冷たい物が選べて、さらに甘いシロップのような物も一緒に置かれたが、このシロップをかけないと、食べきるのはかなりキツイと思われる。「良薬口に苦し」と言うが、それが本当ならば、これは体に相当いいと思う。

亀ゼリーでちょっとだけ健康になったところで、運動の為にさらに散歩を続ける。さらに北方向に歩いていき、次に行ったのは「天后廟」。恭和堂から歩いて1~2分で着いてしまう近さ。

「天后廟」は土地が狭く所狭しと建物が建つ香港市街の中でもそこそこ広いスペースに結構本格的な建物になっていて、結構立派。

中に入ると、香港独特のらせん状で円錐状の線香がたくさん釣り下がっていて、煙がもうもうと出ている。若干「けむくねぇ?」ぐらいな感じもあるが、ここにぴったりの雰囲気を演出しているとも言える。ちなみにこの線香は1週間ほど燃え続けるそうで、全て燃え尽きると願いが叶うと言われている。

さて「天后廟」の名前の元になる「天后」とは実在する巫女のことだったとのこと。いろいろな経緯を経て、「海の守り神」として信仰されており、もともとはこの場所とは少しズレた場所にあったそうだ。と言うことで中央に鎮座する神様は何となく女性の姿をしているのが納得できる。

天后廟で神様にこの旅の安全を祈りつつ、次に向ったのは「油麻地駅」近くにある「義順牛奶公司」。ここはマカオに本店を持つ「牛乳プリン」が美味い店。どのガイド本にも載っているぐらい有名なのだ。

写真手前はオーソドックスな牛乳プリン。写真奥はジンジャー風味の牛乳プリン。このプリンはゼリーとかで固められた感じではなく、噂によるとショウガの汁で固められているらしい(本当かどうかはわからないが)。

んで、実際に食べてみると甘すぎずちょうど良い感じで、トロッと固まった牛乳の風味がふわっとしてかなり美味い。暑い香港ではふらっと寄って涼んで食べたらおいしいだろうと想像できる。

牛乳プリンでデザートをいただいた後は、近くのスーパー「頂好超市(ウェルカムスーパー)」に行ってみる。頂好超市は香港市街のそこらじゅうにある。

店内を見てみると、いかにも香港らしいものがたくさんあって、写真のように中華まんが真空パックになって売られていた。

先ほど恭和堂で食べた亀ゼリーもこんな手軽にスーパーに売っているなんて知らなかった。香港の人はみんな健康に気を使っているんだなぁ〜と感じる品だ。

日本にないもので驚いたのは、「綿菓子」。綿菓子がこんな感じだカップに密封されて売っていてちょっと衝撃を受ける。たまに「ちょこっと綿菓子が食べたいなぁ〜」と思った時に最適だ。(なかなかそんな時ないけど)。

さすがにお茶の国だけあって、ドリンクコーナーのお茶はかなり充実している。気をつけなければならないのは、多くのお茶が「加糖」されているので、飲んだ時にがっかりする場合が多いということ。我々もよく売られている「菊花茶」をその名前だけで「お〜!」と飛びついてしまったが、一口飲んでがっかりした。
どこの国に行っても、スーパーはその国の庶民の生活が垣間見れる感じがしてなかなか楽しい。「輸入品が多い国だなぁ〜」とか「肉の多い国だなぁ〜」とか「野菜が充実しているなぁ〜」とか。感じることはいろいろだ。

さて、スーパーを後にした我々はさらに旺角駅方向に歩いて行く。旺角駅近くになると、歩行者天国となっている道路があって、若者とかで結構賑わっている。

そんなこんなで向かったのが「女人街」。女性物の衣類やモロ観光客目当てのお土産屋が屋台形式でところ狭しと並ぶ。

店がところ狭しと並ぶのはいいのだが、通路もすごく狭く設定されているので、通る人数に対する通路の広さの割合が悪すぎて、超歩きずらい。興味もない店の前で渋滞することも結構ある。

女人街があまりにも混んでいて、歩くのが疲れてしまったので、一本隣の道を歩いて向かったのが「先達廣場」

香港は携帯天国で、日本でまだSIMフリーのiphoneが売られていない時には、香港のサイトや業者から買うのが一般的だった。現在でも新品や中古のスマホなんかが激しく売買されていて、この先達廣場はそんな携帯ショップがビルの1階から4階ぐらいまで所狭しと並んでいる。
実は以前香港に来た時、噂を聞きつけこのビルにやってきたら、あまりのマニアックぶりに圧倒されてしまった。しかし今回は様子がわかっているので落ち着いて見ることができた。最近iphone6が発売されたところだったので、さすがにiphone6のお値段は高かったが、逆にみんなが欲しがらないiphone5なんかは値段が落ち気味だったので、ちょうどiphoneの替え時ということもあって、新品のiphone5sを購入してしまった。
何でわざわざ香港で買うのか? 香港で買うiphoneは完全にSIMフリーなので、日本で使うのはもちろんのこと、海外に出かけた時に現地でSIMを買えば安い値段でネットとかが使える。とはいえ、最近日本で売られているiphoneもSIMフリーなので、これについてはあまりメリットがない。
ところが日本版のSIMフリーのiphoneは写真を撮るときに、サイレントモードにしてあってもシャッター音が出てしまう。別に盗撮とかしたいわけではなく、海外で特に教会の中などで写真を撮ったりする時、このシャッター音がかなり邪魔で周りに迷惑をかけてしまう。そんな理由からシャッター音の出ないiphoneが旅先では重宝したりするのだ。
ただ、香港でiphoneを買う行為は、かなりの自己責任が必要なので、「なんかトラブルがあるかも・・・」と覚悟で買った方がいい。しかも、かなりなマニアック空間なので、女性が一人で行ったりするのも止めた方がいいと思う。

さて、食べてばかりで観光的なものを全くしていなかったので、観光らしいことをしようかと思う。

香港の観光名所といえば、やっぱり夜景ではないだろうか?どこから見るか?ということで「ビクトリアピーク」を選択。ビクトリアピークへ行くには、やはり「ピークとラム」に乗るのが王道だが、結構混んでいる場合が多い。ということで、今回はバスで行ってみることにした。

旺角駅からまずは地下鉄に乗って「中環」の駅まで行く。余計な情報だが、香港の地下鉄の駅には基本的にトイレが無い。一応案内には「状況に応じて係員用のトイレに案内します」との表示はあるが、気兼ねなく自由に使えるものはない。ところが旺角駅には一番北側の方に公衆トイレがあり、しかも綺麗。必要な人は使ってみるといい。

そんなこんなで中環の駅に到着。中環の駅からは「A」の出口をでて、歩道橋的な通路に上がり、図のような経路で「交易広場」地階にあるバスターミナルに行く。

バスターミナルはこんな感じで何路線かのバス停が集まっている。

ビクトリアピークに行くには「15」番のバスに乗れば行ける。

バスには結構な人数が乗っており、我々と同じく「観光客だね」的な人もかなり多い。

ビクトリアピークまで、ピークトラムを使って行くと直線状に超短距離で行くのでそんなに時間はかからないが、バスで行くと図のように超くねくねの山道を超遠回りして行くので結構時間がかかる。

乗ってみて分かったこと(ある程度は予想していたが)ではあるが、乗り物酔いしやすい人にはオススメしない。というのもくねくねの山道なのに、運転に慣れた運転手はグイグイ行くので、弱い人はかなり酔うと思われる。

乗り物酔いに強く、お金もある程度セーブしたくて、「待ち時間とかムダ」と思っている人にはオススメ。

ビクトリアピークのバスターミナルがある建物は「ピークギャレリア」というショッピングモールになっている。特に買う物の予定はないのだが、冷やかし程度に覗いてみたら、どのガイド本にも載っている「先達商店」という女性用の靴のお店があった。

パンダの刺繍の靴が有名らしく、実物があった。個人的な感想だがパンダのクオリティーがあまり高くないなぁ~という感じ。妻もあまり興味を示さなかった。

適当に歩いていて、おもちゃ屋らしき店のガラス壁には、内側に筒状の壁が出来てきたので「何だ?何だ?」と思って近づいてみたら・・・

プリングルスの筒だった。ここまで集めると結構圧巻。

そんなこんなで、ピークギャレリアの3階展望デッキに行ってみる。ここは香港島南側の景色も見えてお得というのだが・・・

が~ん! 雲の上になってしまって下全く見えず。この調子じゃ、夜景も見られないんぢゃね?と不安になる。

しかも、自分が今いる場所までガスってきたし・・・。

「こりゃ、夜景なんて見えないね」ということになり、早々にビクトリアピークを降りることに。何しに来たんだ?オレら。

ピークギャレリア内には、エッグタルトが有名な「泰昌餅店」がある。

綺麗に陳列されたエッグタルトが美味そう。

ということで、エッグタルトと月餅(ではないが、それっぽいもの)を購入して早速食べることに。

エッグタルトは周りがクッキー生地で、中はプリンみたいで美味しい。月餅みたいなやつは中に卵の黄身(多分アヒルの卵の黄身を干して乾燥させたもの)が入っていた。我々は運悪くお茶を持っていなかったのだが、お茶と一緒に食べるとちょうど良い感じだった。

さて、空いていたらピークトラムで帰ろうかと思って、ピークトラム乗り場に行ってみたら、「うげ~」って程混んでいた。こりゃ登りはもっと並んでいたんだろうなと予想される。

ということで帰りもバスで帰ることに。帰りのバスは行きのバスを降りた所で乗れる。ちなみに乗ってきた15番のバスで帰れば中環方向に帰れるが「15B」の「B」が付くバスは違う方向に行ってしまうので注意が必要だ。

帰りも行きと全く同じ道を通って超クネクネの道を超揺られながら酔いに耐えて帰る。途中から香港の夜景も見え始めた。

帰りもバスに乗った「交易広場」付近で降りるつもりだったのだが、降りるバス停がよくわからず、終点まで行ってしまってスターフェリー乗り場付近で降りる羽目になる。とはいえちょっと歩く距離が増えただけなのだが、中環駅付近で降りたい場合は、写真の観覧車が見える前に降りた方がいい。

予定外に歩くことになってしまったのだが、バスを降りたらちょうど夕食時だったので、夕飯を食べに行くことに。向った先は「金華燒臘麵家」。

店構えはこじんまりしているのだが、意外と店内は広かった。

ここはチャーシューが美味い店らしく、ガイド本に載っていたので行ってみた。写真はご飯の上にチャーシューが乗ったもの。お肉は柔らかくキツ過ぎない味付けでご飯とちょうど良く合う感じのチャーシューだった。

そして、もう一品頼んだのは、エビの卵が振りかけられた汁なし麺。汁なしでもゴムみたいな麺は健在で適度な歯ごたえで美味い。これをソースで味付けしたら「富士宮焼きそば」なんぢゃない?って感じの食感だ。そしてエビの卵の風味が効いていていい。

そして、これは我々と店員のおばちゃんとの意思疎通が上手くいっておらず、先ほどのエビの卵汁なし麺を頼んだ時におばちゃんが頼んだと勘違いして持ってきたもの。「そんなの頼んでないよ~!」と主張しても良かったが、大した値段ではなかったし、ちょっと興味が出たので食べてみた。ショウガとネギが千切りになって一緒に炒められている汁なし麺。こちらは味付けが超薄かったがショウガが効いていて美味かった。

帰りは地下鉄の駅までちょっと遠回りして中環付近をふらふらとお散歩しながら帰ってみた。この香港らしい看板がとてもいい感じ。

昼間は結構賑わうこんな裏路地も、夜はひっそり眠っている。そんなこんなで1日目は終了。明日はフェリーでマカオに行って歩いて世界遺産を周ります。

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