今日はセントマーチンの北側に位置する「アンギラ」という島へ日帰りで渡る予定。
アンギラへは、セントマーチンのフレンチサイドにある「マリゴ」という街の船着場から
船が出ているのでそれに乗る。ということで朝からマリゴのフェリーターミナルに向かう。
ホテルからは車で10〜15分といったところ。空港からだったら、10分ぐらい。
空港の近くには大きな橋がかかっていたりする。空港まわりの道路は結構しっかりしている。
セントマーチンからアンギラへ行くための事前情報はそこそこあったのだが、フェリーターミナル
周辺に駐車場ってあるの?とか、微妙に細かくて重要な情報がなかったので心配だったのだが、
マリゴのフェリーターミナル周辺には駐車場が結構あって全然問題なかった。特に駐車料金とか
取られる感じでもなかった。後で分かったことなのだが、フェリーターミナルのすぐ近くには
魚市場があるので駐車場もたくさんあった模様。
この界隈は観光客が結構来るからなのか?もしくは昨日行ったフィリップスバーグはダッチサイドで
一番栄えた街で、マリゴはフレンチサイドで一番栄えた街だからなのか?
この周辺には露店のお土産屋が立ち並んでいた。
セントマーチンはもともとスペイン領でスペインが撤退した後でフランスとオランダが占領した経緯がある。
島の北側をフランスが支配し、南側をオランダが支配するという形であるにもかかわらず、島の中は至って
平和で仲良くやっている。それがセントマーチンの自慢な点で、こんな感じで車のナンバープレートにも
「The Friendly Island」という文字が書かれている。
これはナンバープレートに限らず、お土産の品(例えば帽子とか)にも、この文字が書かれていたりする。
そして、フェリーターミナル近くにあったモニュメント。「I Love SXM」。「SXM」とはセントマーチンの
3桁の空港コード。というわけで「I Love SXM」で「I Love St.Martin」ということになるのだ。
そんなこんなで、フェリーターミナルの周りは結構賑やかで楽しい感じがする。そしてこれがフェリーターミナル。
そして、これがデパーチャーゲート。セントマーチンはフランスとオランダの領地だが、アンギラはイギリス領。
ということで、パスポートチェックとかもある。
まずは、正面奥の場所でパスポートのチェックと名前を控えられる。この時のパスポートチェックは正式なものではなく
ただ単に名前を控えられるだけ。その後、写真右側に男性3人ぐらいがいる所で 出国税を支払う。出国税は5ドルもしくは3ユーロ。
そしてターミナル内に入ると正式なパスポートチェックがあって、パスポートに出国スタンプが押される。
最初にパスポートチェックをされる場所にはフェリーの時刻表が掲示されていた。左がセントマーチンからアンギラへ
行く船のスケジュール。そして右側がアンギラからセントマーチンに戻ってくる船のスケジュール。アンギラ発の
最終便は18:30ぐらいなので、アンギラでゆっくりし過ぎないよう注意が必要。
フェリーターミナル内の待合室。一応「○○番ゲート」とか幾つかあったので、アンギラ以外の場所行きのフェリーも
あるのかもしれないが、ほとんどがアンギラ行きだと思われる。待合室には小さなカフェがあったりして、小さいものの
意外としっかりしたターミナルだった。
出国税を支払った段階でこんな感じのパウチされた簡易的なボーディングパスを渡される。
ちなみにこの段階ではまだフェリー代は支払っていない。フェリー代は船の中で回収された。ちなみにフェリー代は事前情報で片道15ドルということ
だったのだが、2015年8月現在で値上がりしており、片道20ドルになっていた。
一応セントマーチンを出国して別の国(の領地)へ行くので、出国スタンプが押される。ちなみにプリンセスジュリアナ空港
で押される出国スタンプはもっと大きなものだった。
わりと正確な時間に搭乗が始まる。アンギラまでの船はこんな感じで自分が乗った時は「LADY MARIA」号という船だった。
フェリーと言っても、我々が想像するような立派なフェリーではなく、漁船?もしくはそれをちょっとだけ大きくしたような
船。揺れます。
セントマーチンとアンギラはこんな感じのすぐ近くに位置している。マリゴのフェリーターミナルからは北に向かって出港し、
およそ30分ぐらいで到着する。
我々が乗った「LADY MARIA」号は、普通に客室もあるのだが、なんと操縦席の後ろにも4〜5席座れる所があるという
衝撃の船で、妻は果敢にも1席空いていたその操縦席の後ろの席に座った。
自分は船底側の客室にちょこんと座っていたのだが、ここら辺では見かけないアジア人で且つ夫婦が離れ離れだったら
可哀想と思ったのかどうかはわからないが、操縦席に座った船長が気を利かせて、「そこの横で立っててもいいよ」と
言ってくれて、自分も操縦席の後ろに立って乗ることにした。
操縦席は結構簡単な造りで、まあ想像はしていたが「大丈夫か?」と思ってしまうような感じだったが、全然大丈夫。
操縦席はそりゃ船の中では特等席なので、こんな感じで見晴らしも抜群。出港したとたんにアンギラの島がうっすら見える。
操縦席の前の甲板の縁では、係のにぃちゃんがワイルドに座る。実はこの船はうねりを受けると結構揺れるのだが、
落ちないか心配。まあ、毎日乗ってるから落ちないんだろうけど・・・。
結構ボロくて心配になるこの船でも、装備はわりとハイテクで、こんな感じのGPSが積まれていた。航路はこのGPSで
確認しながら航行。
船を操縦する船長は結構気さくな人で、俺に「ここら辺は今、浅い所を航行していて、だから少し波が高いんだよ」
とか、聞いても無いことを教えてくれたりした。
そんなこんなで、30分程船に揺られるとアンギラの船着場が見えてくる。
我々は乗り物には結構弱い方だと思われ、事前情報だと「酔いに弱い人はキツイかも」と書かれていたので、
結構ビビっていたが、なんとか大丈夫だった。
船着場で船を降りると、わらわら歩いて入国管理の事務所に向かう。
カリブの島らしく、どう見ても「入国管理局の事務所」とは思えない色の建物に入っていく。
アンギラの入管は、数は少ないものの結構しっかりしていて、セントマーチンの入国はパスポートの機械読み取りすら
しなかったのに、アンギラの入管はしっかりと機械読み取りをして、「今日セントマーチンに戻るの?」とか
何点か質問をされた。まあ入国拒否は無いとは思うが・・・。
さて、入管の建物を出た所では、案の定タクシーやレンタカーの客引きが結構いる。自分はほとんど最後の方だった
ので、それほど酷い客引きには会わなかった。一人のレンタカー業者が声をかけてきて、55ドルぐらいの値段を
提示してきたので、そのオッサンについていった。
ちなみに事前情報では免許証代込みで60ドルぐらいということだったので、まぁいいか〜的な決断。
貸し出された車はボロボロのカローラだった。最初「この車ね」と言われて乗ったのだが、エンジンがかからず。
困ったオッサンは「ぢゃあ、こっち」的な感じで、この写真の車となった。オッサンは「おかしいなぁ〜、今朝は
かかったんだけどなぁ〜?」的な事を言っていたのだが、これ走り始めてどっか途中でエンジンを停めて、
そこで再度エンジンをかけようとおもってもかからなかったら、結構やばかったなぁ〜と思う。
アンギラのレンタカーは「Hertz」とか「Budget」とか、よく聞くようなちゃんとした業者ではないので、
注意が必要。
しかも、ガソリンメーターが満タンではなかったので、「返す時ガスはどうすんの?」とオッサンに聞いたら、
「同じぐらいで返してくれ」と言われたのだが、「そんな適当でいいのか?」という感じだった。島をぐるっと
一周したところで、大した距離ではないので、ガスを入れて返さなくてもバレなくね?という感じだった。
さて、アンギラで車を運転するには、国際免許証を持って行っても意味がなく、現地の臨時免許証を発行して
もらう必要がある。といっても大したことはなく、レンタカー屋のオッサンの手書き。一応番号とパスポート上の
名前を控え、それを写真のピンク色の台紙の免許証とリストに書くだけの至ってシンプルな物。
ちなみに、この臨時免許証の有効期間は3ヶ月もある。なので、3ヶ月以内にもう一度来るようであれば、この免許証は
そのまま使える。(まぁ、来ないだろうけど)
ちなみに、アンギラはイギリス領の為、車は日本と同じ左側通行。セントマーチンはフランスとオランダ領なので、
右側通行。ここに来る人達は多くはアメリカやヨーロッパから来ているので、免許証にはしつこいほど
「左側を走れ!」と書かれている。ちなみに免許証だけではなく、レンタカー屋から走り出す時もオッサンに
「左側だぞ〜!」と言われたし、このあと向かったショールベイビーチの係のにぃちゃんにも、走り始めに
「左側だぞ〜!」としつこく言われた。日本と同じだから大丈夫ですけど・・・と言いたかったが、毎度
「わかったよ〜!」と言ってやり過ごしていた。
アンギラにはとても綺麗なビーチがあるというのをネットで見て「こんなビーチあるの?」とちょっと驚く感じ
だった。それを実際に見に行こう!というのが主な目的。ガイド本によれば、アンギラはそこらじゅうに
ビーチがあるらしいのだが、その中でも「ショールベイビーチ」というのが、綺麗で有名らしい。
地球の歩き方には(最近の地球の歩き方にはアンギラのページすらカットされているが・・・)、
「アッパーショールベイ」と書かれているが、その辺界隈を「ショールベイビーチ」と言うらしい。
ちなみにアンギラまで乗ってきた船の船長に一人の欧米人が「アンギラで見るべき所はどこだい?」と、
「それを知らずに何故あなたはこの船に乗っている!?」と思わず突っ込んじゃうような質問をしていた。
優しい船長は「ショールベイビーチがオススメだよ」と言っていたのでやはりショールベイビーチは
有名なようだ。しかも、レンタカーを借りたレンタカー屋のオッサンも地図を見せて「ショールベイビーチが
オススメだぞ」とも言っていた。それだけ、そのショールベイビーチはアンギラの誇れる観光地なんだと
思われる。
そんなこんなで、のんびりと車を走らせること2〜30分でショールベイビーチに到着する。アンギラでは車が
ほとんど走っておらず、道も単純で全然安心して走れる感じ。
ショールベイビーチに繋がる道は一本道で、「もうすぐビーチだな」と思われる所に強面(こわおもて)のにぃちゃんが
3人ぐらい待ち受けていて、「この先がショールベイビーチ。あそこが駐車場。ビーチパラソルとかセットで10ドル」
と言われた。10ドルも取られるんだったら、別の入口は無いかなぁ〜?と思って「アッパーショールベイってどこ?」
と聞くと、「ここが入口だ」と言われた。「とりあえず、見てもいいか?」と聞いてビーチを見てみると良い感じ
だったので、とりあえず10ドル払ってビーチを楽しむことにした。しかも駐車場代もいくらだったか忘れたが、
しっかり取られてしまった。
自分は10ドルと聞いた時「高いなぁ〜!」と思ったのだが、今になって考えると最終的に10ドル払ったとしても、
そちらの方がよかったと思う。というのもちゃんとしたパラソルとベンチが用意されていて、適度な日陰で
のんびりと過ごすことができた。まあ、お金が無いならビーチリゾートに来んなよ!というのが正論なのかもしれない。
そんなこんなで、期待大でビーチに出てみる
な、な、なんですかっ?!この綺麗な海は!?
もう言葉を失うぐらい綺麗な海なのだ。実は事前情報で海が綺麗という情報を得ていて、写真も見て衝撃を覚えたのだが、
実際に見てみると、さらに衝撃を覚えた。
自分は沖縄にも言ったことが無いので、こんなことを言ったら失礼かもしれないが、まさしくテレビとかで見る
「これぞビーチリゾート!」と言えるビーチが目の前に広がっていた。
本当にこんな綺麗な海なんて、今まで見たことはなかった。見たとしてもテレビか絵はがきくらいなものだ。
本当にこんな綺麗な海が世界中にあるなんて正直信じてはいなかったのだが、ここに本当にあった。
メキシコ・カンクンは日差しがじりじりと刺さるような暑さだったのだが、アンギラは確かに日差しは強いものの突き刺すような暑さは無く、適度な暑さ。しかも海に入ってしまうと、水温もすごく適度で気持ちいい。
この為に買ったiPhoneの防水ケースの実力を最大限に活かしつつ、水中撮影。どうです?とても海の中とは思えないほどの透明度。水の自然な青さが神秘的。
潜る俺。
注:これはプールぢゃありません。海です。
潜る嫁。
注:しつこいようですが、これはプールぢゃありません。海です。
再び潜る俺。
注:だから、これはプールぢゃないんだって~! 海なんだってば~!
ショールベイビーチの良い所は、この綺麗な海ももちろんだが、人が少ない所もあげられると思う。そりゃアンギラにある他のビーチに比べれば、我々のような観光客がこぞって来てしまうので、ある意味人がいっぱいなのかもしれないが、それでもカンクンのような世界的に有名なビーチに比べれは人が少なくのんびりできる。
我々はアホみたいにず~っと海の中に入ってのんびり浮かんだりしていたのだが、欧米の人達はそういった過ごし方をあまりしないようで、海に入っても本当に少しだけで、ほとんどの時間はパラソルの下でゆっくり寝たり、本を読んだり、もしくは小さな海の家的レストランでず~っとおしゃべりしているという過ごし方だった。なので、夏に日本で見られるような「芋を洗うような」海の中の光景は見られない。
船なんかが浮かんでいても、影は当然海底に映るので、なんだか船が浮かんで見えたりするような光景だった。
セントマーチンのマホ・ベイビーチは頭上スレスレを飛ぶ飛行機を見ながら海が楽しめるという、貴重な特徴があるので別として、カリブ海のビーチリゾートに純粋に「ビーチ」を楽しみに来るならば、「カンクンよりも断然アンギラだねっ!」というのが、自分の正直な感想。まあ、捉え方は人それぞれで、カンクンのように賑やかな所が好きな人もいると思うが、自分はゆっくりのんびりと過ごしたいタイプなので、アンギラの方が断然好き。しかも海はカンクンとは比べ物にならないほどに綺麗だし。
特にこの後予定も無い我々は、やはりアホみたいにず~っとショールベイビーチの海を楽しんだ。こんな綺麗な海を経験してしまったら、もう他の海には入れないんぢゃないか?と正直恐い。
アンギラの超綺麗な海を十分楽しんだ我々は、午後4時ぐらいのフェリーでセントマーチンに帰ろうかということで、適当な時間に切り上げてレンタカーで島をぐるっと回る感じでフェリー乗り場に向かう。
アンギラはセントマーチンと比べても断然車が少なくてストレス無くドライブできるのもグーな点だ。
ちなみに他のビーチにでも行こうかと思ったが、地図には○○ビーチみたいな感じで書かれているのだがどこから入ったら良いのか?わからない感じだった。「アッパーショールベイ」においても、「ショールベイビーチ」と別なのかどうか?他に入り口があるのかどうかも分からない感じだ。
アンギラの道路は結構ちゃんと舗装されていて走りやすい。こんな感じで他の車の後ろを走るような事もわりと少ない。大体がロンリー走行な感じだ。
途中にはアンギラの歴史を展示するミュージアムなんかもあったりする。
あまり細かく見なかったのだが、品揃えも結構豊富。生鮮食品よりはどちらかと言えば、缶詰や冷凍食品のような物の方が豊富だったような気がする。まあ、小さな島なので当然と言えば当然なのだが・・・。
さて、アンギラについてはレンタカーとビーチぐらいしか調べて来なかった我々なのだが、セントマーチンで使われている通貨は主にユーロ。まあフランス領とオランダ領なので当然なのだが・・・。しかし1$=1ユーロという固定レートでUSドルも普通に使える。ということで、我々は勝手にアンギラもUSドルがここの標準通貨なんだと思ってしまっていた。なので、細かい小銭を出すことが得意な妻はレジに表示された細かい金額を二人で「高いなぁ~」とか言いながら細かく出すと、レジのねぇちゃんはすごい困った感じで、何かの対比表を見ながらお釣りを勘定して出してくれた。
「???」と思って、返されたお釣りを見たら、アンギラの共通通貨はUSドルではなかったことが判明! 当然のようにUSドルも使えるのだが、アンギラの通貨は「東カリブ・ドル(East Caribbean dollar : XCD)」という通貨だった。対ドルのレートは固定されており、1US$=2.7XCDという換算レート。
で使われている。
ここでこんなに細かいUS$を出されたら、さぞレジのねぇちゃんも困ったと思われるが、がんばってちゃんとお釣りを返してくれたのがありがたい。しかも、東カリブ・ドルの存在を知らなかった自分が、レジで固まったようにそのお札を見ていたら「It’s souvenir. (お土産よ)」と言ってくれるような、いい人だった。
勉強不足だった為、そんな新たな発見もありつつも、無事にフェリー乗り場に戻ってきた。
レンタカーを返そうと、レンタカー屋の敷地に行ったところ、借りた時のオッサンはおらず。「???」と思って困ってしまったのだが、別に人質となっているお金やパスポートも預けていないので、「まあ、元あった所に置いときゃぁいいかぁ~!」ということで、元あった場所に駐車しておいた。こんなずさんな管理で乗り逃げされたりしないんだろうか?と思ってしまうが、どうせ小島なので、どこか遠くまで逃げられてしまうようなことも無いので、こんなのんびりした感じなんだろうと思う。まあ、フェリーで来た人はフェリーで帰るのが普通だろうし。ちなみに、アンギラには空港もあるので、近くの島々から飛行機でのアクセスも可能。
ということで、セントマーチンにフェリーで帰る。
もちろんセントマーチンへ帰るにはアンギラを「出国」しなければならない。セントマーチンからフェリーに乗ったように、パスポートと出国税、そしてこちらではフェリー代も事務所内のカウンターで支払う。アンギラの出国税は8ドルでセントマーチンよりも高く、フェリー代はやはり20ドルだった(そりゃそうだ)。セントマーチンから乗る時はパスポートチェックはあったが、持ち物とかのセキュリティーチェックは無かったのだが、アンギラを出国する際にはセキュリティーチェックがあった。
間違える人は皆無だとは思われるが、アンギラからセントマーチンへ行くフェリーは、我々がセントマーチンで乗ったフレンチサイドのマリゴへ行くフェリーと、ダッチサイドのプリンセスジュリアナ空港近くの港に行くフェリーがあるので注意が必要。それぞれの行き先は、この事務所の入り口が違うので、事務所に入る時は一応確認してから入った方が良い。
帰りもこんな感じでパウチされた簡易的なチケットを渡され、乗船するときに係員に渡す。
ちょっと小腹が空いていたので、先ほどのスーパーで買った、よくわからないポテチみたいな物を食べる。買う時は全く分からず「変なポテチだから買ってみよう」と思って買ったのだが、よくよく見てみると「キャッサバチップス」だった。
んで、このキャッサバチップスが大当たり、かなり美味かった。
まず、歯ごたえがポテチよりも少し硬いのだが、日本で良くあるサツマイモのチップス程の硬さはなく、丁度中間な感じ。しかも、ポテチはたっぷりと油を吸った感じになるが、このキャッサバチップスは油をたっぷり吸った感じはなく、わりとあっさりしている。そして、この商品だけかもしれないが、それほどキツく塩も振られていないので、どんどん食べれてしまう感じだった。同じようなチップスは日本には無いなぁ~という感じで、日本で売ったら、特に女性とかには大人気になるんぢゃないか?という感じで、妻も「おいしい」と言いながらどんどん食べていた。
ということで乗船。帰りは操縦席に乗れるような船ではなかったので、おとなしく客室で揺れに耐える。
当たり前だが、帰りは行きと全く同じ航路を戻るだけ。時間にしておよそ30分。
フレンチサイドのマリゴにあるフェリーターミナルに戻ってくると、入国審査があるのだが、地元の人とか恐らくフランス人と思われるような人は入国審査はスルー。しかし我々のような「ド・アジア人」は一応形だけのパスポートチェックがあった。ということで、入国のスタンプを押される。
マリゴの街をブラブラしてみることに。
フェリーターミナル近くの魚市場付近にはこんなオブジェが。「memory of M.MARTIN LYNN」と書かれていて、どうやら「ココら辺の市場を作った母」的な解説が書いてあったような気がするが、記憶はあいまい。
ちょうど夕方の時間で、夕日が海面をキラキラと照らして綺麗。
マリゴの街は「さすがフレンチサイド」といった感じでオシャレなブティック的な店が多かった。ダッチサイドのフィリップスバーグは「お土産屋と高級品店」が主だったが、マリゴはそんな感じは少なく、どちらかと言えば「おしゃれな地元のセレブ向けの店」が多い感じがあった。
さて、「Sarafina’s French Bakery」というカフェ的パン屋が美味いというネットの情報をゲットしていたので、ちょっと寄ってみることに。フェリーターミナルからすぐ近く。歩いて行ける場所だ。
外観はこんな感じ。2階建てのオシャレな建物が目印でお店は1階にある。
周りに開いている飲食店があまり無かったこともあるからから、店内は結構お客さんもいて賑わっていた。
お店はオープンカフェ的な造りで、ちゃんと日差しを防ぐように屋根も付いているので、のんびりとした時間を過ごすことができる。
ということで、アップルパイ的な物とカスタードたっぷりなケーキを注文。
さすがに食の都パリがあるフランスらしくオシャレな上に美味い!しかし予想通り甘い!さすがに「カロリー=美味い」と考えているアメリカのケーキ程の甘さは無いが、それでも日本人では「甘いなぁ~」と感じる甘さだった。しかしながらケーキの基本はしっかりしている美味いケーキだった。疲れた体に甘さが染み渡る。
我々はケーキだけしか食べていないので確実なことは言えないが、この店はケーキだけではなくサンドウィッチや、普通のパンとかも美味いらしい。事実、地元の人らしき人がフランスパンを何本か買っていった。
そんなこんなで、この旅の7日目は終了。人生の中で本当に今まで見たことの無い、美しい海に出会うことが出来て本当に満足だった。正直この旅の計画を立てる時には、マホビーチで「KLM」とかが見れなかったり、なんらかのトラブルがあって、飛行機が見れなかったら嫌だなと思って「保険的」にセントマーチン滞在の日程を2日取ったが、そのおかげでアンギラで貴重な体験が出来て良かったし、今思えばセントマーチンとアンギラで過ごす時間をもっと伸ばせば良かったと思っている。
確かに、セントマーチンもアンギラも溢れんばかりの見どころがあるわけではないので、観光地としてはちょっと物足りない感は否めないのだが、日本ではなかなか味わえない「のんびりした時間」を過ごすには最高の場所だと思う。
さて明日はセントマーチンを離れ、アメリカ・マイアミに戻り、ず~っと見たかった「セブンマイルブリッジ」へレンタカーを借りて行く予定。ところがどっこい、思いもかけないハプニングが発生! 絶対絶命で見たかったセブンマイルブリッジが見れないかも・・・! そんなこんなで次回も乞うご期待!
これまでとこの先のカリブ旅
Day1・2 アメリカ人のショーマンスピリッツの真髄を見た!
Day3 カンクンのおばちゃんが作る料理は絶品だったぁ?!
Day4 ADOバスで行く灼熱のチチェン・イッツァはとろける寸前だったぁ?!
Day5・6 カンクンからセントマーチンへの果てしない道のり!
Day7 世界で一番美しいビーチはアンギラにあったぁ?!
Day8・9 絶対絶命!日本の免許証が無いとレンタカーできないですってぇ〜!