【オランダ旅行記】Day8 実はこの旅の「裏本命?」ちょっとエッチな博物館

旅はアントワープから帰ってきたアムステルダム市街から続く。

アムステルダム市街は常にたくさんの人でごった返している。
そんなアムテルダム市街を歩いている人たちを見ると「治安大丈夫かなぁ〜?」という気がしてならない。
あくまでも自分の勘なのだが、そんな”におい”みたいなものを感じる。

特に何かやられたわけではないが、ある程度警戒しておいたほうがいいかもしれないなぁ〜というのが正直な感想。

それはさておき、国際特急のThalysでベルギー・アントワープから帰ってきた我々は、アムステルダムセントラル駅から徒歩で次の目的地に向かう。向かった先は「Sex Museum」

「Sex Museum」はアムステルダムセントラル駅から徒歩で5分ぐらいと超近い。「Sex Museum」という名前だけあって、要は「性に関する展示」をしているミュージアム。そんなものがアムステルダムセントラル駅から歩いて5分で行けちゃう中心街にあっていいのか?とも思ったりする。

そんなSex Museumの入り口はこんな感じ。堂々と「Sex Museum」の表示がされているのも「本当にいいのか?」と思ってしまうことの一つ。
まあ、ドラッグや売春なんかも法律で一部認められているオランダは、日本ではタブーと思われるようなことに関しても、ある程度寛容なのかもしれない。

こうゆう博物館なので、ひっそりとしたところで、客もまばらなのかと勝手に思っていたのだが、実際に行ってみると客が並んでいて、その列は外にまで伸びている状況。「マジか?!」

さて、ここからは刺激的な写真が続くから、良い子のみんなは早く寝るようにしよう!

チケットを買って中に入ると、いきなりこんな展示。
「おぅっ!刺激的!」と思わず言ってしまいそうになる。

んで、そんな展示をまともに見る人は男性ばかりで、女性は「ヤダ〜!刺激的〜!」と大騒ぎで素通りしてしまうような感じなのかと思ったら、意外や意外、こんな感じでじっくり見る女性ばかり。
我々が行った時には、ここにきているお客の半分以上は女性だった。

ミュージアムの中の展示はショーケースに入っているような展示物以外のオブジェも、ほとんどがこんな感じで性に関連するようなものばかり。あえてモザイク無しで行ってみようかと思うので、不快な方は読まずにどんどん下にスクロールして行ってくだされ。

ショーケースに入っている展示もこんなものばかり。
「おいおい、どうしてそんなものを作ろうと思ったのかい?」と思わず聞いてしまいたくなるものばかり。

本物かどうかは分からないのだが、上写真のように古代の物でもこんな感じで性に関する物ってあったんだろうか?と不思議に思う。
まあ、いつの時代でも、こういった物を作ろうとする人間の気持ちはわからないでもないが・・・。

下写真のような展示物も沢山あってお上品な女性とかは目を覆ってしまいそうな物ばかり。
こんなものを作るのにも、多分結構な時間がかかっていると予想されるが、これを完成させるまでの時間、モチベーションを保ち続けるのって結構大変なんぢゃないか?と思う。

写真右のように、マリリンモンローの有名なやつの蝋人形があったり、写真左はアムステルダムでは有名な「飾り窓」の再現したものが展示されていた。

「飾り窓って何?」と思った方はGoogleなどで「飾り窓」というキーワードで検索してみよう!

彫刻物や蝋人形以外の展示では、こんな感じの写真や絵が展示されていた。さすがにインターネットにそのまま載せるのには問題がありそうな写真なので、ピンクのハートマークを追加したが、実際に展示されている写真や絵にはピンクのハートマークはありませんYo!

これは展示物ではなく、館内の実際に使用できるトイレ。トイレまでこんな感じで「???」的な感じにされている。

このミュージアムで随分沢山の刺激を受けていたピュアな妻は、最終的にはこんな展示物を見て「チン列(陳列)されているね!」と、今までのピュアさが崩れた感じに変貌していった。

ピュアな心の持ち主の方は、このミュージアムには行かない方が良いかもしれない。

なかなか面白かった「Sex Museum」。今時はわざわざこういった所に見に行かなくても、インターネット上には色々なものがあるので、まあ「ひやかしついでに・・・」的な感じはある。
わざわざこの為にアムステルダムに行く必要はないが、観光の時間が余ってしまったら、行ってみても良いかもしれない。
女性の客が半分以上いるので、女性の方でも気軽に見に行けますYo!

そんな感じで「Sex Museum」を見終わった我々は、次に「シンゲルの花市」を見る為にトラムに乗る。若干乗り過ごしてしまい、シンゲルの花市から離れてた駅まで行ってしまったので、ちょっと歩いて戻る。

トラムの線路に沿って町並みを戻ると、正面には「ムント塔」が見えてくる。
ムント塔のたもとにシンゲルの花市があるので、行く時はムント塔を目指して行けば良い。

乗り過ごしたトラムの駅からはこんな感じで戻る。途中「Henri Willing Cheese & More」という、思っきし観光客向けと思われるチーズショップがあったので立ち寄ってみた。

「Henri Willing CHeese & More」はこんな感じの外観で、外からでも「いかにもチーズ屋ですっ!」てのが分かるように、カーリングのストーンみたいな形のチーズがずらっと並んでいる。
もちろん店内にもチーズがずらっと並んでいて、店員が色々なチーズを試食させてくれる。

地元の人は絶対にこんな所ではチーズを買わないとは思われるが、お土産として立ち寄ってみるのも面白いかもしれない。

そんなこんなで、目の前に大きく現れたムント塔。

結構立派な塔で、上の時計は後から取り付けられたものらしい。「ムント」とは貨幣のことを言うらしく、昔ここで貨幣が鋳造されていたので「ムント塔」と言われているそうだ。

そんなムント塔から見える運河。運河沿いにあるのが「シンゲルの花市」。この写真の左側に写っている運河沿いのガラス張り簡易建物的なものにお店が入っている。

んで、通りを歩くと、下写真のようにどこにでもあるようなお土産屋的な店がずらっと並ぶ。

ガイド本で「シンゲルの花市」という文字を見て、勝手にものすごい数の花がずらっと通りを埋め尽くしているんだろうなぁ〜という期待をして行ってみたところ、置いてあるものはほとんどが球根。

そういえば、何かで読んだことがあるのだが、日本人はチューリップと言えば花を想像するが、チューリップ農家は花が咲き始めると、急いでその花だけを摘み取ってしまうらしい。我々からしたら「なんてもったいない・・・」と思ってしまうのだが、彼らが育てている目的は球根らしく、花が大きく咲いてしまうと良い球根ができない。だから早めに花を摘み取ってしまうそうなのだ。

球根の販売方式は、先ほどの写真のように、ダンボールに「ドンッ!」と入った状態で売られているものもあるし、この写真みたいに「こんな花が咲きますよ〜!」というのを示したパッケージに個包装で売られているタイプもある。我々のような素人にはこんな感じで咲く花の状態がわかった方が親切だよね。

とはいえ、球根だけではなく、「シンゲルの花市」という名前の通り、ちゃんと花も売られている。

もちろん完全に咲いてしまう直前の状態で売られているので、このまま家に持って帰ったら、そのうち綺麗な花が咲くんだろうと思う。

全体的に言ったら、球根が7〜8割、花が2〜3割といったところだった。

さて、ムント塔方向からシンゲルの花市の通りを進むと、突き当たった場所にハーリング(にしん)が食べられるスタンド的なものを発見したので寄ってみた。
帰国後に調べてみたところ「Frens Haringhandel」というお店のようだ。

外観はこんな感じで「出店?」と思ってしまうような感じなのだが、一応常設っぽい。

外観からも想像はできたのだが、中は結構狭い。なんとなく日本の魚屋さんのような感じで、ショーケースにパックされた魚が並べられていた。しかし、この場で食べられるハーリングが売られているのがちょっと不思議な感じ。

んで、買ったハーリング(にしん)がこれ。昨日キューヘンホフで食べたものと同じなのだが、生のにしんを塩漬けして、生の玉ねぎのみじん切りやピクルスと一緒に食べるというもの。

お腹の弱い自分にとって、海外にいったら絶対に食べない類(たぐい)の料理なのだが、昨日キューヘンホフで食べても一応お腹は大丈夫だったので、今回も果敢に挑戦。

「ぐでっ」とした生の魚の感じが多少不安を感じさせるのだが、味は全然美味しい。
魚嫌いの人にとっては抵抗があるかもしれないが、魚の美味しい町で生まれ育った我々でも「うん!これは美味いね!」と言ってしまう程だった。
日本だと北海道以外ではにしんを生で食べる機会がなかなか無いので、結構貴重かもしれない。

塩漬けと言っても別にしょっぱくはなく、生のみじん切り玉ねぎと一緒に食べるとシャキシャキとした食感がアクセントになってなかなか良いし、ちょっとした玉ねぎの辛味がにしんの旨味を引き出してくれる。

ハーリングでちょっと小腹を満たした我々が次に向かったのは「アンネフランクの家」。

トラムで近くまで行けるのだが、我々が乗ったトラムはアンネフランクの家の方向に行かない路線のトラムだったので、王宮前でとりあえず降りる。

王宮はかなり立派な建物。現在は迎賓館として使われているそうだ。

王宮からテクテクと歩いてアンネフランクの家の方に向かう。割と距離があるので、トラムを使った方が楽だと思う。

アンネフランクの家のすぐ隣で、トラムが走る通りに面したところには「西教会」がある。
別にびっくりするほどの高さではないのだが、建てられた当時はアムステルダムの軟弱な地盤に建てることができた最も高い建物だったそうだ。

トラムが走る通りから少し入ったところにあるのが、アンネフランクの家。

アンネフランクとは第二次世界大戦中にドイツがヨーロッパの色々な所に進行し始め、しかもユダヤ人を敵視することで、求心力を高めた時代にオランダに逃げてきた少女。
アムステルダムに身を潜め、屋根裏部屋でドイツ軍に見つからないように生活してきたのだが、最終的に彼女は見つかり、強制収容所に送られてしまう。そして強制収容所で命を落とすことになる。

彼女がアムステルダムで身を潜めた生活をしている最中に書き残した日記が、彼女の死後に父親によって世界中に公開されたことで、当時ユダヤ人が受けた悲惨な状況に世界中が同情する結果となった。

ここはそんなアンネフランクが住んでいた家を現在でも保存して、公開している場所。
現在ではユダヤ人に対してだけではなく、すべての人種差別に反対する運動を行っているそうだ。

日本では、ユダヤ人迫害については関心が薄く、ピンと来ない感じもあるが、ヨーロッパにおいては、関心は非常に高く、自分が行った時にはこんな感じで大行列だった。
しかも、この大行列は自分が行った時だけではなく、常にこんな感じらしい。

オンラインで事前に予約を取れるということだったので、日本で予約を取ろうと思ったが、全然取れず。というか、どの日もほぼ埋まっており、全然予約が取れそうな気配はなかった。
それほど関心が高いんだと思われる。

それはさて置きそれはさておき、アムステルダムの街中は花で溢れているというわけではないのだが、こんな感じでちょっとした花壇にチューリップが植えられているのを見ると「あ〜、オランダだなぁ〜」と思う。

アムステルダム市街にある建物はこんな感じで、建物同士がびっしりと詰まっている感じだった。
というのも、昔は間口の広さで税金が決められていたそうで、なるべく間口を小さくしようという努力で、結果的にこんな感じの建物になったそうだ。
身長が高いオランダ人にとっては窮屈なんぢゃないか?と思う。

んで、写真では分かりにくいのだが、よ〜く見ると、建物が若干歪ん(ゆがんで)でいる感じがある。
多分軟弱な土地に無理やり建てているからなんだと思われるが、遠くから目で見て歪んているのがわかるぐらいということは、結構な歪みようでは・・・?と不安になる。
隣同士をびっしり建てることによって建物単体の崩壊を防いでいるんだろうか?

そんなこんなで、あんな長蛇の列に並ぶのに「うんざり」感を感じた我々は、結局アンネフランクの家の内部は見なかった。

気を取り直して、小腹を満たすためにアンネフランクの家の前を流れる運河沿いに、アムステルダムセントラル駅方向に数分歩いたところにあるパンケーキの店を目指す。
「The Pancake Bakery」というお店。

The Pancake Bakeryは結構な賑わいようで、席に案内されるまでしばし待つ感じだった。我々は2階の部屋に案内された。
先ほど述べたように間口の狭い建物で、中は広いのか?と思っていたが、中もやっぱり狭い。

パンケーキと聞いたらアメリカとかでよくありそうな「ホットケーキ」的なものを想像しがちだが、こちらのパンケーキはちょっと違い、どちらかといえばクレープに近い感じがある。

となると、甘いクリームとかがたっぷりのものを想像しがち。もちろん、そう言ったパンケーキもあるが、野菜・チーズ・ハム等がたっぷりの、ちょっとした「食事」的なパンケーキもメジャー。

我々は「ちょっと小腹を満たしに・・・」的に行ったのに、結果的にすんごい大きなパンケーキで超重重(おもおも)。これだけで腹いっぱいになってしまい、夕食前の時間なのに「今日はもう夕飯食べなくてもいいよね」ってぐらいになってしまった。
結果的にこれが夕飯となる。

さて、お味の方は普通に美味い。絶賛するほどではないが、日本ではこういったスタイルを「パンケーキ」と謳ってないし、これをメインにするお店もないので、なかなか貴重かも・・・。

ただ、わざわざこれを食べにオランダに行くほどではないなぁ〜というのが正直な感想。

というわけで、この旅の7日目は終了。

旅は8日目に突入。今日は帰国日なので、帰国の便まで余すところなくアムステルダムを楽しもうと思う。

アムステルダム市街には結構たくさんの美術館や博物館があって、観光の目玉的な感じがある。
今日はそれらをゆっくり見てみよう!という計画。まず向かうのは「ゴッホ美術館」

ホテルがある「Amsterdam Sloterdijk駅」からアムステルダムセントラル駅を経由せずに、トラムだけで直接ゴッホ美術館に向かうことに・・・。

この旅のDay6の記事で、アムステルダム交通のデイチケットを購入したのを書いたのだが、我々はその際に日数を間違え(というか日数のカウントと時間のカウントを勘違いして)買ったチケットは1日分足りなかった。
というわけで、改めてデイチケットを買う必要があったのだが、トラムの中には運転手とは別に乗務員も乗っているので、チケットはそこで買うことができる。

上の写真は最終日に改めて買いなおした一日券。んで、下の写真がオランダ入国時に購入したチケット。
写真上のデイチケットはトラムしか使うことができず、近郊列車には使うことができなかった。写真下のチケットはスキポール空港までの電車にも使用可能。
というわけで、写真下のデイチケットを買った方が良いと思われる。

ヨーロッパの列車は、日本の「改札機」のようなゲートはなく、出入りが自由。
しかし、写真右のような「チェックアウト機」があって、チケットをこの機械にタッチすることで、改札を行う。
「えっ?それだったらチケットをタッチしなければ無賃乗車も可能ぢゃん!」と思ってしまうが、確かにその通りなのだが、そんなことをしちゃダメです。

列車に乗る前にも乗った後にも、買ったチケットをこの機械にタッチしてチェックイン・チェックアウトを行えば良い。
現地の人もちゃんと改札を行っていたので、無賃乗車をしよう!なんて思う人はあまりいないのかもしれない。

そんなこんなで、ゴッホ美術館に到着。
トラムを降りて、通りを少しだけ入ったところにある。
その他の美術館や博物館もこの辺に集中しているので、美術館巡りをしたければ、移動の手間が省けて効率的かもしれない。

ゴッホ美術館は事前にネットでチケットを買うことが可能。
で買える。
ページはもちろん英語だが、読まなくても感覚で買えちゃう感じなので超簡単だ。

だいたいこうゆうとこって、チケットを買うだけで長蛇の列ってのが常だからと思って事前にネットで買っておいたのだが、我々は朝一に行ったので、美術館前は「がら〜ん」としていて、ちょっと拍子抜け。
しかし、建物の前には長蛇の列ができた時に整列させられるようなポールが常設されていたので、通常は混むんぢゃないか?と予想される。

いずれにせよ旅行の日程が決まっているのであれば、事前に買っておいた方がベター。

ゴッホ美術館の入り口は、道路からちょっと中に入った場所にある。外観はこんな感じのガラス張りでオシャレ。

さて、ゴッホ美術館の中は写真撮影禁止なのだが、館内で唯一写真が撮れるのがココ。
絵は本物ではないけどね。ちなみに写っているのは我々とは全然関係ない方なのであしからず。

美術館前は3階ぐらいの構成になっていて、それぞれ時代を追った感じで展示されていたりする。
しかも「あっ、これ見たことがある!」っていう、世界的に超有名な絵とかもあるので大興奮だ。
結構見ごたえがあるのでオススメ。

ちなみに入る時は全然人がいなかったのだが、そのうち館内にも人が溢れ始めて、美術館を出るときには、外に人が並んでいたので、早い時間に行くのはアリかもしれない。

ゴッホ美術館を堪能した我々が次に向かったのは、お隣にある「国立美術館」。
歩いて1〜2分ぐらいで着いてしまう距離。

ゴッホ美術館と国立美術館の間はちょっとした広場というか公園みたいなスペースになっており、こんな感じの「I amsterdam」オブジェがあって、そこでたくさんの人が写真を撮っていた。
この辺が観光客の集まる観光の「目玉」なんだなぁ〜というのがよくわかる。

ということで、国立美術館に到着。
外観はかなり立派で、中に入るともっと立派。

先ほど書いたように、ゴッホ美術館は事前にオンラインでチケットを買っておいたのだが、国立美術館は事前にチケットを買っておかなかった。
というのも、ゴッホ美術館を見終わるのにどのぐらいの時間がかかるか?というのが予想できなかったし、今日は帰国日なので、事前に買っておいたのに時間切れで見れなかったりしたら嫌だったから。
という事情はあるものの、実際に行ってみたら大して待つこともなくすんなり買えることがことができた。
オンライン()で買うことができる。

1日たっぷり使って美術館巡りをしたい人なんかは、事前に買っておけば、チケットブースで並ぶ必要もなく効率的なんぢゃないか?と思う。

国立美術館はゴッホ美術館と違って、中に展示されている作品の写真を撮ることが可能(一応部屋の隅とかに立っている係員に確認した)。

んで、国立美術館はゴッホ美術館と比べ物にならないぐらい作品の数が展示されている。
いろいろな分野に渡って展示品があるもの面白いところ。

これはヨハネス・フェルメールの有名な作品でどのガイド本にも載っている作品。
左が「牛乳を注ぐ女」そして右が「手紙を読む女」。
さすがに有名な作品だけあって、作品の前にはすごい人だかりができてきて、正面から写真を撮るのがかなり難しかった。
ちなみに写真を撮るのはOKなのだが、フラッシュを焚くのはNG。有名な作品の近くにはだいたい係員が立っているので、フラッシュを焚いちゃうと怒られるので注意が必要。

フェルメールは日常的な情景を主題にして、女性を描いた作品が多いらしく、当時高価だったラピスラズリを顔料とした鮮やかな青色を多用したことが特徴らしい。
確かに言われてみれば青が美しい作品だ。

上の写真も下の写真も「レンブランド・ファン・レイン」の作品で、上の写真は「布地組合の見本監査官たち」という作品、そして下の写真が「夜警」という作品。

どちらも有名な作品で絵の前は人だかりができる。あと下の「夜警」はすごく大きな絵で、写真に写っている人と比べてもその大きさがわかると思う。

正直に言おう。わざわざ美術館に来たものの、自分には美術センスが全然わからないので、「ここが良い」とかの表現はできない。
でも「あ〜、有名な作品だけあって迫力が違うわ・・・」というのは伝わってくる作品だった。

個人的に言えば、これらの写真の作品の方がすごいと思った。

特に写真上の作品なんかは、木の葉っぱの感じが近くで見るとすごく上手く表現されていて「よくこんな感じに描けるなぁ〜」とつくづく感心する。

国立美術館内にあるライブラリー。

と言ってもここにある本を我々が手にとって読むことはできない。ライブラリー自体の展示といった感じだ。
自分が住む市町村にこんなお洒落な図書館があったらすごいなぁ〜と思う。

国立美術館にも何点かゴッホの作品がある。
ゴッホは自画像を多く残していて、時代によって作風も違うのが、ゴッホ美術館と国立美術館を見て感じたこと。

国立美術館はかなりの見ごたえがあって、正直我々は全てを満足するまで見ることができなかった。
ゴッホ美術館と国立美術館をじっくり見たら、1日丸々は使ってしまうなぁ〜という感じ。

このままご飯も食べずに帰国の便に乗るのはキツイなぁ〜と言うことで、泣く泣く国立美術館を後にして、ご飯を食べに行くことに。向かった場所は「Pancakes Amsterdam」というお店。

ご飯と言うよりは「おやつ」的なつもりで向かった。というのも昨日パンケーキを食べたが、どちらかといえば「食事系」のパンケーキを食べただけでお腹がいっぱいになってしまい、甘いおやつ的なパンケーキを食べることができなかった。

「せっかくだったら甘いパンケーキも食べたいよね」ということで、ご飯時なのにおやつ的なパンケーキを食べに行くことにしたのだ。

この写真は「Pancakes Amsterdam」に行く途中にあった「Haesje Claes Restaurant」の外観。
どのガイド本にも載っている「オランダ料理」の店。
ホテルのフロントに「オランダ料理の店はないか?」と聞いたら、我々のガイド本を見せたわけでもないのに、この店を紹介されたぐらい、観光客にとっては有名な店なのかもしれない。

結局我々はこの店で食事をしていないが、次来た時には食べてみようか?とも思う。

そんなこんなで「Pancakes Amsterdam」に到着。
外観は青と白のシマシマが印象的なお店で、店自体に人気があるらしく、我々が行った時には結構並んでいた。

人気が高いから並んでいるのも一理あるかもしれなが、店が小さすぎて、一度にたくさんの客が入れないから並んでいるのではないか?というぐらいこじんまりした店内。
店内はお客さんでびっしりだった。

ちなみに、帰り際にこの店のトイレを借り、厨房の前を通ったら、厨房もかなり小さかったのだが、驚きなのはおっさん一人が客が注文したすべてのパンケーキを焼いていたことだった。
「よくこんだけの人数分のパンケーキを一人でさばけるなぁ〜」と感心する。

と、話はどうでもいい方向にそれてしまったのだが、我々が注文したパンケーキがこちら。

上のやつはノーマルなパンケーキにラズベリーソースと生クリーム、そしてアイスクリームをトッピングしたもの。
そして、下の写真はバナナが入ったパンケーキに生クリームとメープルシロップをトッピングしたもの。

パンケーキの生地は昨日と同じく重重なのだが、生クリームやラズベリーソースのトッッピングが実によく合うパンケーキで美味しい。
お客さんがひっきりなしに来るのも納得できる。

やはり「おやつ系」パンケーキでもお腹がいっぱいになってしまうのが難点なのだが、そんなお腹いっぱいの我々が次に向かったのは「Pancakes Amsterdam」から徒歩でほんの1〜2分のところにある「Marqt」というスーパー。

スーパーと言っても日本のような大きなスーパーではなく、かなりこじんまりとしたスーパ。
しかし店内はちょっとした高級感漂うおしゃれな感じもする。

さすがにオランダだけあって、チーズの種類も数も豊富だった。

「Marqt」スーパーをちょっと見ただけで、もうそろそろ帰国のために空港に行かなくてはならない時間になってしまったので、急いでスキポール空港に向かう。

最後の最後にオランダらしくコロッケの自販機でコロッケを買う。
コロッケかと思って買ったら「メンチカツ」みたいなものだったのだが、これはこれで美味かった。

オーロラは見れず、iPhoneは水没させてしまい、ドーハの無料観光もできずに終わってしまって、なんとなく「ついてないなぁ〜」と思った旅だが、ドイツ・アイスランド・ベルギーそしてオランダと、同じヨーロッパでもそれぞれの国でやはり雰囲気は全然違うなぁ〜というのが感じることができる旅でなかなか勉強になった。

今回はそれぞれの国のメジャーどころばかりしか行かなかったが、今度行くときは、それなりにマイナーなポイントにも行ってみようと思う。

これまでのアイスランド周辺国旅
Day1・2 ベルリンのイーストサイドギャラリーはこんなことになってた!
Day3 ベルリンのスーパー大調査!
Day4・5 大パニック! とうとう起こってしまった大事件!
Day6 日本がオランダに絶対勝てないスゴイところとは?
Day7 アントワープでフランダースの犬の最終回を再現してみる?
Day8 実はこの旅の「裏本命?」ちょっとエッチな博物館

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