【ミャンマー旅行記】 Day4 時間無いのにバイクがパンク! マンダレーヒルのサンセットに間に合うのか?!

いろいろあったバガン観光を終え、今日は朝からマンダレーに移動しようと思う。

バガンからマンダレーはヤンゴンからバガンに比べて全然近いので、バスなんかで移動するのが一般的。
しかし、我らはバックパックで旅するバックパッカーではあるが、それなりにお金もあるバックパッカーである。
したがって、当たり前のように飛行機を使う。
これは個人的な考えだが、移動に時間を食ってしまうなんて、もったいない。
限られた時間の中で、なるべく効率良く旅をするのであれば、多少金を使ったって移動時間を削るべきだというのが自分の考え。

どうせ、そこらへんでタクシーを拾ったって、ホテルでタクシーを手配したって大して金額は変わらなそうだったので、ホテルでタクシーを手配して空港に向かう。

そんなこんなで、バガンのニャンウー空港に到着。
チケットカウンターとかは簡易的なのだが、小さな空港だけあって、困ることもなくチェックインはスムーズ。

さて、バガンからマンダレーに飛ぶ飛行機のチケットにはシートナンバーは無し。
噂に聞いていた通り、自由席のようで、チェックインの時に係員が「free seat」みたいなことを言った気がする。

ちなみにこの段階ではチケットに自分の名前は書かれていた。

飛行機を待っている間に、昨日買ったお菓子で小腹を満たす。

ポテチとオレオかと思って買った「Okie」というそっくりなクッキー菓子。
自分は普段オレオを食べないので、これはこれで別に美味しいと思っていたのだが、妻は「オレオの方が美味しい」と言っていた。
さすがに本家の方が美味いみたい。

ポテチはどこ製だったか忘れたが、Okieはベトナム製だった。
ミャンマーで買えるお菓子は基本的にほとんどのものが輸入品だ。
日本人である我々にはそう言った感覚があまりないが、インドシナ半島にある国々は陸続きなので、もともと製品を作るときには海外に輸出することを念頭に作っているようで、パッケージに記載の文字はいろいろな国の言語で書かれている。
逆に言ってしまうと、ミャンマーはその国の位置から、タイ・ベトナム・シンガポール・マレーシア・中国などから容易に物品を輸入することが可能だ。
なので、自国で作るよりも輸入してしまった方が、早いし安いし品質も安定するのかもしれない。

そんなこんなで、搭乗時間になったので飛行機に乗る。

ターミナルのすぐ近くに飛行機は停まっているのだが、とりあえずバスで飛行機まで向かう。
とはいえ、相変わらずプロペラ機に歩いて乗り込むことに変わりはない。

今回、ミャンマーの国内線移動に使っているAir KBZという航空会社は、ネットで容易にチケットが取れる数少ないミャンマーの航空会社であるからか?乗客は地元の人は少なく、ほとんどが外国人観光客。
しかもヨーロッパ人が多い。
この便ではおそらくロシア系と思われるツアー客とかち合ってしまった。

バガンからマンダレーへ飛ぶ飛行機は、ここだけの路線設定がされているわけではなく、どうやらどこかの空港(おそらくヤンゴン)からバガンを経由してマンダレーへ飛ぶようだった。
我々が飛行機に乗り込んだ時には、すでにほとんどの席に人が座っており、空いている席に我々のようなバガンから乗る客が座るといったスタイル。
だから自由席の設定だったのね。

おかげで、この便では我々夫婦は別々に座らなければならなかった。
まあ、30分ぐらいだったから別に問題はないのだが・・・。

ということで、バガンからマンダレーへ移動。
飛行時間は30分ぐらいなので「あ〜、離陸したなぁ〜」と思って、水平飛行に入ったかと思ったら、すぐに「着陸しますのでシートベルトをお締め下さい」状態だった。

あっという間にマンダレーに空港に無事到着。

空港からマンダレーの市街に出なければならないのだが、電車のように気の効いた乗り物は当たり前のように無く、選択肢はタクシーかバス。
以前はAir Asiaのシャトルバスがあってタダだったそうなのだが、現在は廃止されているらしい。
そもそも我々はAir Asiaを利用していないので、乗る権利すら無いのだが・・・。

事前情報によれば、ワゴン車による乗合タクシーが片道4000チャットで、あとはチャータータクシーで、エアコン付きはさらにお値段が高くなるとのこと。
当たり前のように空港のカウンターを出た途端にタクシーの客引きがいっぱいなのかと思ったら、全然おらず。
逆に、手荷物受け取りを出た正面に上写真のようなバスカウンターがあった。
近づいてみると4000チャットということだったので迷わず乗ることに。
ちなみにこのバスのカウンターは、バガンの空港でチェックインした飛行機のカウンターよりも立派だぞ。

このバスは割とサービスが良く、ちゃんと外の乗り場に案内してくれて、バス自体もエアコンあり。
受付のカウンターで自分が泊まるホテル名を聞かれ、ちゃんとそのホテルまで行ってくれるという至れり尽くせり状態。

結構地元のハイセンスな人たちも利用していた。
まあ、ミャンマーで飛行機が乗れるような人はハイセンスな人ばかりなんだろうけど・・・。

ちなみに、ターミナルを出たところにタクシーカウンターがある。

タクシーはべらぼうに高いのか?と思いきや、これが大して高くなく、通常のタクシーで12000チャットもしくは15US$。ちょっと良い車であれば18000チャットもしくは20US$だ。

「なんだ、乗合バスの3倍もするぢゃないか!」と思うかもしれないが、2人で乗ればバスとの差は4000チャット(日本円でおよそ400円ぐらい)。
プライベートだし、タクシーの方が早い。
そういったことを考えれば、一人旅でなければタクシーを使うのも全然アリだなぁ〜というのが自分の正直な感想。

マンダレーの空港は、以前は街の中心にほど近いところにあったそうなのだが、現在は街の中心からかなり離れたところにあって、空港から街まで1時間近くかかる。

我々の乗ったマイクロバスは、市街に入ってくると、その時乗った乗客の家やホテルに次々と寄っていく。
最初の方に寄ってくれればラッキーなのだが、道順からいって我々は最後の方になってしまったため、市街に入ってからもかなり時間がかかってしまった。
もしプライベートのタクシーに乗っていたら、この時間を節約することができたかもしれないと考えると、やはりタクシーの方が良かったか?
「時は金なり」ということわざの意味をよく理解できた瞬間だった。

さて、ホテルについてバックパックを置くと、早速観光に出かける。

もともと、このミャンマー旅行の日程の中にマンダレーを入れるかどうか?を迷っていた。
マンダレーはどうしても行きたい!という場所ではなかったし、マンダレーに寄ると日程がキツくなる。
しかし、せっかく来たのだから、行けるとこは行きたい!という貧乏根性も働く。

結局妥協案として、マンダレーを1日で回る!という結論になった。
さて、現在の時間から考えれば、マンダレー観光に残された時間はおよそ半日。
というか午後から夜までとなる。
どれだけ回れるかが心配なところ。

さて、そんな時間が命となるマンダレーの観光を効率良く回るために、我々が選択した手段は「レンタルバイク」。

バイクチャーターでも良かったが2人なので、結果的にお金が高くなりそうだ。
タクシーチャーターも値段が高そうだし、道が混んでいれば時間のロスも考えられる。

そんなこんなで、まず向かったのは「Mandalay moterbike rental」という店。

実はここに来るまで、勝手に「マンダレーはのどかな田舎なんだろうなぁ〜」と思っていた。
というのもガイド本における扱いも、バガンに比べれば大きくないし、バガンはあれだけ大きく扱われていたが、かなりのんびりした田舎だった。
そんな背景から勝手にのどかな田舎と思い込んでいたのだが、実際に着てみると全然違い、バガンと比べ物にならないほどの都会で車もぎっちぎちで走っている。

それもそのはず、後日ガイド本を改めて読み直してみたら、マンダレーはミャンマー第2の規模を誇る都市なんだそうだ。
しかしながら、そんな都会のマンダレーでも、道端でこんな感じに大量のドリアンを並べる屋台が何件もあった。
まだ、この旅でドリアンを口にしていない。
思わず買ってしまいそうになったが、こんなまるまる一個は食べきれないだろうし、多分大丈夫だとは思われるが、ホテルにドリアン持込禁止の貼り紙があったかどうか?も確かめてこなかった。

とりあえず、ドリアンは後回しにすることとして、レンタルバイク屋に向かう。
そもそも悠長にドリアンなんか食べてる時間なかったわ。

マンダレーに対して失礼にも舐めきった感があった自分にはさらに誤算があった。

事前にレンタルバイク屋の場所を確認していたのだが「なんだ、ホテルから近くて、数ブロック歩くだけぢゃん!」と思っていた。
ところが、この「数ブロック」が曲者(くせもの)で、1ブロックが結構広いのだ。
ということで、結果的に結構歩くことになってしまう。

そんなこんなで、なんとかレンタルバイク屋に到着。
と言っても想像していたようなバイク屋ではなく、最初「あれ?レンタルバイク屋なんてないぢゃん!」と思って迷ってしまったぐらいだ。
そんなレンタルバイク屋の外観はこんな感じ。
一応看板に「Travels & Tours co.ltd」と書かれているが、どこにも「Mandalay moterbike rental」とは書かれていない。

事前情報によると「アメリカ人による経営のレンタルバイク屋」ということで、ホームページ
( http://www.mandalaymotorbike.com/ )もかなり立派だったので、バイクが店内に何台も並ぶ、「いかにもレンタルバイク屋!」ってのを想像して行ったのだが、実際には「これ、バイク屋?それとも手芸屋?」という感じで戸惑う。

ちなみに、このレンタルバイク屋は東西に走る32ストリートと南北に走る80ストリートの交差点を東に少し入ったところにあるので、もしバイクレンタルをしようと思っている人は利用してみたらどうでしょう?

営業時間は夜8時までなので、遠くまで行こうと思っている人は夜8時までに帰れるかどうか?という点も考慮しておいた方が良い。

今回借りたバイクは日本で言うスクータタイプの原チャリ。
オートマなので、初心者でも安心して乗れる。
もちろん2ケツも可能。

このタイプのバイクで1日15000チャット(およそ1500円)。
日本でバイクをレンタルすることを考えれば格段に安く、行動の自由さも計り知れないのでアリだとは思うが、この後起こる事件と、結局半日しか使わないのに1日分のレンタル代を払うこととか考えたら「結果的に高かったんぢゃないか?」とも思っている。

しかしながら、自由旅行には最高のアイテムだということは間違いない。

このバイクと引き換えにパスポートを預けなければならない。
あと、ヘルメットはボロくて汚いが、一応貸してもらえるので心配はいらない。

さて、マンダレーを回る足をゲットしたところで、早速観光を開始する。
とにかく我々には時間が無いのだ。`

まず向かったのは王宮。
マンダレーの主要スポットを見るためにはここでも入域料を払わなければならない。
チケットはこの王宮とシュエナンドー僧院で買うことができる。
ガイド本によれば「パスポートを提示」と書いてあり「レンタルバイク屋にパスポートを人質に取られてしまっているが、果たして買えるのか?」と心配になったが、結局パスポートを提示する必要はなかった。

このチケットは5日間有効なのだが、各ポイントには1回しか入れないという、正直「なんで?」と思ってしまうような不親切なチケット。
どうせだったら有効期限内なら何回でも入れるようにすればいいのに・・・と思う。
不正利用を心配しているのであれば、本人確認すればいいだけの話なのに・・・。

さて、王宮は街の中心の広大な土地にぐるっと四角くお堀が掘られていている場所があり、その中にある。
地図を見る限り、このお堀の中全てが王宮なんだろうなぁ〜と勝手に思っていたが、実際の王宮はこの中の一部分だけだった。

ということで敷地の中央にある王宮入り口に到着。
入り口にはいかにも「造り物」的な大砲が置いてあってリアリティーと歴史感に欠ける。

というのも、この建物は戦争で焼失し、再建されたもの。
建物を焼失させた犯人は日本人とイギリス人。
となると、現在は敷地の中央ちょっとの部分にしか王宮の建物は無いが、当時は敷地内全部が王宮だったのかもしれない。

入り口から中に入ると、まずチケットチェックがある。
先ほどお堀を超えたところで購入したチケットを見せる。

チケットチェックの先には王様と王妃の人形が並ぶ。
しかしガラスで区切られているので、写真を撮ると周りのものが反射しまくってうまく撮れない。

再建されて歴史的な価値が無いからかもしれないが、多くの建物の中には入ることもできる。
おそらく「当時もこんなだったんだろうなぁ〜」という感じに建物は作られている。

再建されたものではあるが、建物は立派な造り。
東南アジアの国々の独特な構造が面白い。
やはりタイなどで見る王宮の建物を通じるところはあるなぁ〜という感じ。

建物の一つに入ってみると、こちらでも王様と王妃の人形が置かれた場所があった。
普段こうして過ごしていたのか、それとも特別な人物と謁見する時の再現なのかはわからないが、なんとなく当時の状況を想像することができる。

王宮内には展望塔のような建物があり登ってみた。
らせん状の階段を上るのだが、結構な段数で厳しい。

そんな展望塔から見える景色はこんな感じの絶景。
もちろん近くには王宮の立派な建物がたくさん並ぶが、その先には豊富な緑の木々が生い茂っているのがよくわかる。

王宮をもう少しじっくり見たかったのだが、我々には時間がないので、ここらで切り上げて次のポイントに向かう。

次に向かったのは「シュエナンドー僧院」

シュエナンドー僧院は王宮の敷地の東側に位置しており、割と近いが歩いて行くには結構時間がかかりそう。

シュエナンドー僧院の周りにはマンダレーの観光ポイントの多くが集まっている。

まあ、観光ポイントではないのだが、シュエナンドー僧院の前はおそらく「佛教大学」だと思われる建物があって、写真下のように僧侶の格好をした若い人がたくさんいた。
彼らはその大学の学生なんぢゃないか?という感じ。

さてシュエナンドー僧院に到着。
シュエナンドー僧院もチケットのチェックがあるので、王宮で買ったチケット見せれば入ることができる。
また、ここでチケットを買うこともできる。

そんなシュエナンドー僧院のファーストインプレッションは「黒い」。
時間的に逆光だったということもあるが、建物の表面はすごく黒く見えた。

そんな建物の造りをよく見てみると、各所に「ミャンマーらしいなぁ〜」と思う装飾がされていて、屋根の端っこにはとんがったものがいっぱいあった。

そんなシュエナンドー僧院の最大の見所は、建物の外壁をびっしりと覆う彫刻なんぢゃないだろうか?
こんな感じで壁一面にびっしりと彫刻がされているので、遠くから見ただけでは「ただの壁の模様」にしか見えない。

模様を彫刻にしたものもあるのだが、こんな感じで、ミャンマー独特の生き物みたいなものの彫刻も卓ある。
その格好はちょっとコミカルなのだが、多分民族歴史的な意味があるんぢゃないか?と思われる。

中はちょっとした講堂のようになっていて、中央にある仏像に近いところのエリアが一段高くなっている。
この一段高くなっている場所には女性は入れないと看板がある。

こういった「女人禁制」の類(たぐい)について敏感な妻が激怒する前に「じゃあ、オレがちょっと写真撮ってくるわ〜」と言って、足早に仏像の写真を撮る。
建物外壁の見事な彫刻とは逆に仏像はかなり小さめ。
ただし、それを取り囲む彫刻は結構綺麗。

このシュエナンドー僧院で気づいたことなのだが、ミャンマーの建物でこういったちょっと広い講堂的な場所は、やたら柱が多い。
したがって、この広さを表現しようと思って写真を撮っても、その柱が邪魔をしてなかなか満足する感じで写真が撮れない。
そもそも、こんなに柱があったら、実際に使う際にも邪魔でないかい?

さて、外壁が見事だったシュエナンドー僧院を後にして、続いて向かうは「クトードー・パゴタ」

ということで、再び原チャリを走らせ始めたら、なんだか後輪が滑る感じがある。
別にカーブでもないし、路面もごくごくフラットだ。
「あれ?おかしいな? さっき止めた場所が土というか砂の場所だったから、大量の土でもタイヤについてしまったか?」と思って道端にバイクを止めてみると・・・

パンクしてる〜!!!!

日本でもパンクなんてほとんどしないのに、海外でパンクとは〜!
しかも大した距離走ってないぞ。

う〜ん、困った。
どうしようか?

とりあえず、バイクを借りたところに連絡をしなければと思い、そこら辺のにぃちゃんに電話を借り(自分の電話を使ったら、電話代でこっちで買ったSIMが今後使えなくなると面倒なので、現地の人に電話を借りた)、電話をしてみるものの、一向に繋がらない。
繋がっても何を言っているのか全然聞き取れずラチがあかない。
う〜ん、困った。

仕方なく、レンタル屋まで直接行くことにして、そこら辺のバイクタクシーを捕まえる。
値段を聞くと2000チャット(200円ぐらい)と。
う〜ん、高いなぁ〜と思うが、払えない金額ではないし、今は時間がないので長々と値段交渉をしている暇もない。
しかし、自分と妻とドライバーの3人で乗れるかと思いきや「3ケツは無理」と。

じゃあ、4000チャットも要るぢゃないかぁ〜!と思い、それはモッタイナイということで、妻をこの場に残し、自分だけレンタル屋に向かう。
まあ、パンクしたバイクをほったらかしておくのにも不安があったのでバイクを見張っておくという点ではいいのだが、妻一人をここに残しておくのも若干不安。

とりあえず、そんなこんなでレンタルバイク屋まで戻る。
さっきも書いたが、このレンタルバイク屋は「バイク屋」なのか「手芸屋」なのかよくからない感じの店で、我々が借りた時に対応してくれたねぇちゃんも「とりあえず事務処理だけはできます」的な感じだったので「急なトラブル的なものは対処できません」と言った様相。

なので、自分が戻ってとりあえず説明すると、突然どこかに電話し始め、そして電話がつながるとその相手に説明するでもなく受話器をオレに渡して「自分で話せ」と。
とりあえず受話器を受け取ったが「この受話器の先にいる人は誰?」

そんな説明もなくとりあえず相手と話したが、電話のノイズが恐ろしく酷く、何を言っているのか聞き取れない。
とにかく「パンクした」「シュエナンドー僧院の近く」というのを連呼すると、相手も諦めたようで「とりあえず、あんたがいるオフィスに一旦行って、あんたを拾い、そこから現場に行くわ」とのこと。

そんなこんなで電話を切り、オフィスにいた使えないねぇちゃんに「今の誰?」と聞くと「私の姉」だと言う。
どうやら、その「姉」がとりあえずレンタルバイクの管理をしている模様。

そこから30分以上待ってやっとその「姉」がやってきた。
「あぁ、時間的にマンダレーヒルのサンセットを見るのは無理かなぁ〜」
とちょっと諦め気味になる。
ちなみにその「姉」は別に修理キットを持つわけでもなく、そもそもバイクの修理とかできそうではない。
ちょっと不安に思いつつも、妻が待つバイクを止めた場所まで「姉」の車で行く。

さて、現場に到着するとその「姉」曰く「近くで修理できる店を探すしかないわねぇ〜」と。

やっぱ、あんた直せないんか〜い!

と、ツッコミたかったのだが、すぐにその「姉」は近くにいた人たちに、この辺でパンクを修理できる店はないか?というのを聞きまくり、ここから500mぐらいのところにあるという情報をゲット。
俺がバイクを歩いて押して、その店まで行く。

汗だくになってバイク屋に到着すると、バイク屋のオヤジは早速パンクしたタイヤを点検。
すると、立派な釘が刺さっていた。
そりゃパンクするわ。
とりあえず、修理代は6000チャット(約600円)。
修理に要する時間はおよそ1時間だとのこと。
とりあえず1時間後に取りに来いと。

ここで、疑問が一つ。
この修理代、誰が払う? 俺?それとも「姉」?

そこで、姉に尋ねると、パンクの場合は俺らが払わなければならない。
逆にメカニカル的なトラブルの場合は「姉」の方が払わなければならないそうだ。

結局のところ、バイクレンタルは15000チャット(約1500円)。
パンク修理代6000チャット(約600円)。
トータルで21000チャット(約2100円)。
半日も乗ってないので、これだったら、タクシーチャーターした方が安かったんぢゃね?
という気がしてならない。

とにかくパンクが修理されないことには始まらないので、とりあえず修理してもらうことに。
パンク修理が終わるまで、そこら辺を観光して過ごすことにする。
幸い、この辺は観光ポイントが集まっているのだ。

ということで、もしミャンマーでバイクをレンタルし、タイヤがパンクした場合は、レンタル屋は基本的に何もしてくれないので、自力で周辺の修理屋を探して、勝手に治すしかないですYo!

気を取り直して、パンク修理が終わるまでの間、徒歩で観光する。

まずはもともと行こうとしていた「クトード・パゴタ」へ。

クトード・パゴタの入り口には見覚えのあるユネスコの世界遺産のマークの石碑が建っていた。
「あれ?ミャンマーに世界遺産なんかあったかなぁ?」と疑問に思っていたのだが、後日調べてみると、世界遺産ではなく「世界記憶遺産(現在では「世界の記憶」と名称が変わった)」に登録されているそうだ。

世界記憶遺産とは、危機に瀕した書物や文書などの歴史的記録遺産を保護する目的でユネスコが制定している。

クトード・パゴタは特に入場料とかチケットチェックとかは必要なく、入り口から入ってまずお目見えする立派な参道を進むと、その両脇には・・・

こんな感じで同じ形の白い小パゴタが規則正しくずらっと並んでいる。
この光景はかなり圧巻。

一つ一つのパゴタはこんな感じの作りで中を覗いてみると・・・

各パゴタの中の中央にこんな感じの大きな石版が収められている。
この石版はそれぞれの小パゴタ全てに収められている。

んで、この石版をよ〜く見てみると、ミャンマー文字がびっしり。
これは大理石に教典を書いたものだそうだ。
この石版に書かれた教典が、記憶遺産だそうだ。

教典を残すために、こんな大掛かりな施設を作るとは、昔の人の仏教に対する熱の入れようはすごいなぁ〜と思う。

基本的にこの小パゴタの中には入れないようになっているのだが、犬なんかはそこらへんは御構い無しに昼寝をする。
一日中日陰だし、誰も入ってこないし、下はタイルなので冷んやりして気持ちいいのかもしれない。

ずらっと並ぶ白いバゴタと観光客、そしてそこを通るお坊さん。
実に絵になる風景だ。

ずらっと並ぶ白い小パゴタについつい目がいってしまうが、ここの見所は小パゴタだけではなく、中央にはこれまた立派な黄金に輝くパゴタも設置されている。

もちろん仏像もちゃんといる。

さすがにこんな立派なパゴタだけあって、真剣にお祈りする現地の人もちゃんといる。
ミャンマーの人はお祈りするのは、我々が食後に歯を磨くような感じの生活習慣の一部なのかもしれないと思う。

黄金のパゴタや仏像の他には、ブッダの経歴を示すようなオブジェ的なものもある。
上写真のように悟りを開く前に苦行を行っていてやせ細っていたという姿を現したガリガリのブッダがいたり、した写真のような仏足石なんかもある。

クトード・パゴタの前には、お寺でお供えするための花(主に蓮の花)を大量に売る屋台がたくさんあった。
お寺の前にあるこういった店の数や規模で、地元の人や観光客がどのぐらい来るお寺なのか?というのがなんとなくわかる。

クトード・パゴタの西側、歩いて数分とごく近い所には「サンダムニ・パゴタ」があるので行ってみた。

こちらのお寺にもクトード・パゴタと同じように白い小パゴタがずらっと並ぶ。
クトード・パゴタとほぼ同じなのだが、よく見ると小パゴタの形は微妙に違う。

ちなみに、クトード・パゴタの白い小パゴタには近づくことはできたが、こちらの小パゴタには近づくことができないようになっていた。

もちろん小パゴタの中にはクトード・パゴタと同じように石版が収められている。

こちらの小パゴタも圧巻の風景なのだが、それだけではなく、中央には黄金のパゴタがあり、立派な鉄製の仏像もある。

黄金に輝く中央のパゴタ付近から、ぐるっと周囲を見渡すと、周辺をびっしり埋める小パゴタ群を見ることができる。
よくもまあ、こんなに建てたものだと感心する。

クトード・パゴタの南側を少し行ったところにあるアトゥマシー僧院にも行ってみたが、パンクの一件などでかなり時間をロスしてしまっていたため、我々が行った時にはすでにクローズしていた。

話によると、外観はかなり立派なのだが、中はがらんどう状態らしい。

パンクトラブルによって、時間が喰われてしまい、この辺の観光が完全に駆け足状態になってしまったのだが、そろそろ日の入りの時間も近づいてきた。

パンクの修理に1時間ほどかかると言われていて、そろそろ1時間経過するぐらいだったので、先ほどの修理屋に行き、原チャリを回収。
そこから、急いでマンダレーヒルの頂上に原チャリで向かう。

マンダレーヒルはマンダレー観光のある意味目玉に位置付けられており、ガイド本でも押し押しで紹介されている。
そんなマンダレーヒルに登るには、参道を徒歩で登る方法と、車も通れるような山道を登る方法がある。
参道を徒歩で登ると、途中に幾つかのパゴタなどの観光ポイントがあるので、我々は「体力が持ちそうだったら歩いて登ろう!」と思っていた。

ところがどっこい、体力は別としても、パンクトラブルで時間がなくなってしまったので、のんきに歩いて登れる時間なんて無くなってしまった。

仕方ないので、原チャリで登ることに。
原チャリで登れる道は「これ、原チャリでもなかなか大変な道だなぁ〜」と思うぐらいの急坂なのだが、この道を徒歩で登っている人(おそらく現地の人々)もたくさんいた。

原チャリで完全に頂上まで登れるわけではなく、頂上近くにエスカレーターのステーションがある。そこまで原チャリで登り、あとはエスカレーターで登る。

エスカレーターで頂上まで登ると、外国人観光客はちゃっかり入場料を取られる。
しかしながら、マンダレーヒルからは素晴らしい景色を眺めることができることは間違いない。

マンダレーヒル観光の目玉は何と言っても「サンセットを見ること」らしく、これもガイド本には押し押しで書かれている。

サンセットを見るためには、沈んでしまってからだと全く意味が無いので、遅れないように頑張って登ってきたが、結局サンセットの時間にはまだ早いぐらいについてしまった。

ということで、そこら辺をブラブラしてみる。

マンダレーヒルの頂上は当たり前のようにお寺の境内になっている。
さすがに立派な造りのお寺。
特に壁の装飾なんかが印象的。

もちろん仏像もちゃんと健在。
境内には観光客はたくさんいるのだが、仏像がある部屋にいるのはほとんどが現地の人と思われる人達ばかり。
正直、こんな山の頂上までわざわざ登ってきてまでお参りするとは、なかなか頭の下がる行為だなぁ〜と思う。

そんなこんなで、境内をぶらぶらしていると、そろそろサンセットの時間が近づいてきた。
サンセットでどこで見ても正直同じだよなぁ〜というのが自分の本音なのだが、まあ美しいことに変わりはない。

しかしながら、行く時期を選ばないと、こんな感じで「ただ単に低い位置にある雲に隠れただけ」感が否めない場合もあるので注意が必要。
まあ、こんな事態はある程度予想はしていたので、こういった時には「そんなもんだよねぇ〜」と諦めるしかない。

ついでに「歩き方」に載っていた「ムイヂーナッカウン」という蛇を見ようと境内を探し回ったのだが、全然見つからず。
いろんなところを下ってみて、そこらへんの人に聞きまくっても全然わからず。

そんなこんなで境内の反対側に行ったところにやっと発見。

現地の人にとってはこの蛇は重要らしく「この蛇を見に行こう!」と、歌の歌詞にも出てくるぐらいで「マンダレーヒル=ムイヂーナッカウン」と言っても過言でないほどらしいのだ。

蛇の口にはたくさんのお札が無理やりねじ込まれていて、たくさんの人がお参りしたんだなぁ〜というのがよく分かるが、我々がいった時には誰もおらず・・・。
ちなみにこの蛇のすぐ前にトイレがある。
この状況を考えると「本当にそんな神聖なものなのか?」というのを疑いたくなってしまうが・・・。

我々はマンダレーヒルへ原チャリで来たので、サンセットの時間が過ぎたら急いで下らないと真っ暗になってしまって危険。
ということで急いで下まで降りる。

下りたついでに夕飯を食べることにした我々は、マンダレーのみならず、ミャンマー中にその名を知られた名店と言われている「Too Too Restaurant」に行ってみる。

この店はカレーのお店なのだが、「歩き方」によれば「エビカレー」が美味しいらしいのだが、我々はそれに加えてフィッシュカレーも注文。
んで食べてみると、エビカレーは確かにエビの出汁がたっぷり出ていてかなりの美味。
フィッシュカレーの方はごくごく普通のカレーかなというのが正直な感想。
しかし、ミャンマー中にその名が知られている名店というだけあって、確かにこの旅で食べた他の店よりも美味しかった気もする。

しかも、ミャンマーの人でもこの店の中で記念写真を撮っている人とかが結構いたので、この店に来ること自体が結構貴重なのかもしれない。
ただし、お値段の設定は若干高めなので、地元の人が仕事の帰りにいつもふらっと寄る店か?と言われると、そうではないのかもしれない。

さて、暗くなってから原チャリを乗り回しすぎて、事故でも起こしたら大変!ということで、バイクのレンタル屋にさっさとバイクを返しに行く。

さすがにパンクトラブルがあったので、レンタル屋のねぇちゃんも「大変だったねぇ〜」みたいな表情はしていた。

レンタル屋からはテクテク歩いてホテルに向かう。
夜になっても相変わらず街は賑やかで、車もたくさん走っている。
道の両側にあるお店なんかは、歩道まで占拠して洋服を陳列している店もあれば、自分が想像していなかったお洒落なチェーン店のパン屋があったりする。

東南アジア感満載でフルーツを売る店も結構あった。
たいていの東南アジアだったら、陳列は結構いい加減で並べたりもしないのだが、ミャンマーのフルール店では商品をしっかりと並べて売っている店を結構見かけた。
ヨーロッパとかではスタンダードなのだが、こっちでもこれがスタンダートとはちょっと驚き。
なんとなく、ミャンマー人の気質が垣間見える風景だなぁ〜と感じる。

そんなこんなでぶらぶらとホテルまで歩いていると、ホテル近くで生絞りジュースの屋台を発見!
日本では100%生絞りジュースってなかなか飲めないので、迷わず買うことに。

ライムっぽい果物が屋台の周りにたくさん置かれていて、作業台でおっちゃんが手回しの機械を使い、半自動で手絞りをしていた。
若干衛生的に気がかりな点もあるが、そこら辺を気にしていては、東南アジアは旅できない。

そんなこんなで作ってもらった生絞りジュースがこれ。

氷が入っていたりして「大丈夫か?」とさらに気になったが、もうそこら辺は気にしないことにする。
実はライムのジュースかと思っていたのだが、ただの「みかんジュース」だった。

とはいえ、100%の生絞りジュースは甘いのだが甘すぎずしつこさもないので、いくらでもいけちゃう感じでグビグビと飲める。
この一杯を二人でシェアしたのだが、一瞬にして無くなってしまった。

そんなこんなで、いろいろあったが、この旅の4日目は終了。
明日は一旦ヤンゴンに戻る予定。

さて、日付は変わって、旅は5日目に突入。

今日は、今いるマンダレーから、一旦ヤンゴンに戻る。
ヤンゴンへの便は昼前に飛ぶので、それまでの間、無理やりマンダレーを観光することに。

ホテルから自転車でも行けそうな場所に「エインドーヤーパヤー」というお寺があった。
運良くホテルにはレンタル自転車があったので、それを借りて行くことに。

ちなみに、その自転車は、本来ならばお金を払って借りるもののようだが「ちょっと小一時間ぐらい貸してくれない?」と無理やりお願いして、タダで借りることができた。
ラッキー。

ホテルからは大きな通りをずんずんと西の方角に進んでいく。
途中には、こんな感じで道路のど真ん中を占拠する時計台があったりする。
時計の大きさの割に塔が立派。

そんなこんなで、エインドーヤーパヤーに到着。

このお寺は「歩き方」ではほんの少ししか紹介されていない上に「るるぶ」では全く紹介されていないので、期待薄で行ったのだが、北側の入口から境内に入ると結構立派な参道があって、なんだか立派そうな感じがする。

参道を抜けて中に入ると、中央にはこんな立派なパゴタが鎮座する。
結構立派だぞ。

お坊さんたちの活動は朝早くから始まる。
なので、この時間は結構なお坊さんがいた。
経験な仏教徒が多いミャンマーでは、お坊さんも厳格なのか?と勝手に想像していたのだが、カメラを向けたりすると、意外と笑顔で答えてくれたりする。

そういえば、昨日の夕方、マンダレーヒルの頂上にあるお寺をぶらぶらしていた時、お坊さんが外国人観光客でしかも女性にいろいろと案内している姿を見てちょっとびっくりした。
お坊さんが女性と話をしたりするのはアリなのか?

表向きは経験な仏教の国ミャンマーだが、実際のところは、仏教があまりにも生活に密着しすぎているために、意外とルーズなのかもしれない。

エインドーヤーパヤーの特徴は、奥の方に不思議なオブジェがいっぱいあること。
正直、それらを見に来たと言っても過言ではない。

こんな感じでこれから行こうとしている’ゴールデンロックや、いろいろなパゴタのレプリカっぽいものがたくさん並んでいて「何でこんなもん作ったんだろう?」というものばかり。
それらのクオリティーも若干微妙。

仏教に関する有名どころのオブジェの他には、ブッダがどのような感じで布教活動を行ってきたか?を示すようなオブジェもある。
何となくそのクオリティーが微妙でなかなか面白い。

まあ、そんなふざけたものばかりではなく、こんな感じのオーソドックスな仏像もしっかりあるので、ご心配なく。

ヤンゴン行きの飛行機の時間を考えると、あまりのんびりもしていられないし、もう他の観光地を巡る時間も残っていないのでホテルに戻ることに。

しかしながら、朝飯を食べていないし、ホテルの味気ないコンチネンタルブレックファーストを食べるのも、なんだか癪(しゃく)だ。

大通りからエインドーヤーパヤーに行く小道の途中で、やたらお客さんが沢山いる屋台的な店があったので、そこで朝飯を食べるためにちょっと寄ってみる。

このお店は、常設なのかどうかがよくわからない店で、店の前に屋台セットみたいなのをセットしていて、歩道で思っきし商売をしていた。

そこで食べている人はそれほど多くはなかったのだが、テイクアウトで買っていく人が次から次へと訪れていた。
店のおばちゃんは2人ぐらいしかいないので、手を止めている暇なんか全く無く、常に忙しそうに働いていた。

んで、我々が頼んだものはこれ。

ガイド本とかに載っている「モヒンガー」とはちょっと異なり、太い麺に沢山のトッピングと油がかかったような汁なし麺。
一緒にスープも付いてきた。

トッピングもかなりの種類をかけていたし、おそらくソース的な汁も何種類もかけていたので、一口食べるといろんな味が絡み合い、かなり美味しい。
テイクアウトで買っていく人が絶えないのも納得の味で、これまでのミャンマー旅では暫定1位のうまさだった。

ちなみに自分は目に付いた太い麺で注文してしまったのだが、普通のモヒンガーのように細い麺もメニューにあったようだった。

ということでマンダレー滞在も時間切れ。
ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらって、空港に向かう。

ちなみにマンダレーの空港からマンダレーの市街に来た時に乗ったバスが安かったので、アレに乗りたかったのだが、乗り場がわからない上に、ホテルで呼んでもらったタクシーは空港から乗るプライベートタクシーと値段がほぼ変わらず、2人で乗ればバスと大差ないぐらいの値段だったので、迷わずタクシーにした。

海外タクシーのスタンダードなのか?やはり運転手はガンガン飛ばす。
3〜40分ぐらいで空港に着いてしまう。

マンダレーの市街は自分が想像していたよりも全然都会だったことは先ほど書いたが、そんな市街から一歩出てしまうと、こんな感じの「ザ・田舎」的な風景が広がる。
そうそう、自分は元々こんな風景を想像していたのだ。

そんなこんなで、無事マンダレーの空港に到着。

空港は立派なのだが、相変わらず人はまばら。
まあ、チェックインとかが早くていいんだけどね。

チェックインして渡されたヤンゴン行のエアチケットには、シートナンバーはもちろん、とうとう名前すら書かれなくなった。
もう「整理券」のレベルに近い。
これぢゃあ、エアチケット要らないんぢゃない? レシートで良いレベル。

ということで、マンダレーからヤンゴンへ飛ぶ。
時間にして1時間ちょい。

さて、ここからは一旦ヤンゴンに戻り、それから次の日には、あのゴールデンロックを目指しますよ!

ここまでとこの先のミャンマー旅
Day1・2 完全想定外!日本人にビーサンをパクられる!
Day3 バガンのパゴタで絵画鑑賞?
Day4 時間無いのにバイクがパンク! マンダレーヒルのサンセットに間に合うのか?!
Day5・6・7 実はがっかり?雨季のゴールデンロックはこんなことに!
Day7・8 スーチーさんちに行ってみた!

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