【ロシア旅行記】Day5 本場で見るボリショイサーカスはすごかった(チケット購入情報も)

新年明けましておめでとうございます

といった感じで、モスクワで年を越した我々の今日(元旦)の予定は、昼間はモスクワをブラブラし、夕方からサーカスを見る。
そして、空港近くのホテルに一泊し、次の日にこの旅2カ国目となる「ジョージア(グルジア)」へ飛ぶ。

元旦なので、いろんな観光ポイントやレストランがやっているかどうか?が微妙なのだが、そこら辺は勘を働かさせてやり過ごそうとトライすることに…。

兎にも角にも、腹が減っては戦ができないので、朝ごはんを食べに行くことに。
「歩き方」を見て朝からやってそうな店を探して向かう。
狙うは「マリ・ヴァンナ」という店。
トゥヴェルスカヤ駅から歩いて行ける距離にある。

と、てくてく歩いてマリ・ヴァンナに着いたら…

が〜ん!閉まってる〜!

我々の勘は全くあてにならないってことが証明される。

まあ、閉まってるんだったらしょうがないので次へ。

そういえば、ここに来る時に使った「トゥヴェルスカヤ駅」の近くには、観光ポイントである「現代史博物館があったなぁ〜」ということを思い出し、ついでなので行ってみることに。

はい、こちらも閉まってますね。
もう、ホリエモンのように「想定の範囲内」ですが…。

我々は腹が減って我慢ならないので、そこら辺を色々と見てみるが、どこもかしこも閉まっている。
まあ、元旦の朝なので閉まってて当然なのかもしれないが…。
日本だって元旦の朝からやってる店なんて数限られるよね〜。

唯一「コーヒーハウス」というモスクワの街ではどこでも見かけるカフェのチェーン店が開いてそうなので、不本意ながら行くことに…(だって腹が減ってて我慢ならないから…)

コーヒーハウスの外観はこんな感じ。
モスクワの街中では、本当にそこら中で見かける店だ。

とりあえず、ドリンクを。

普通にコーヒーとかだとつまらないので、メニューに載っていた写真で「なんだ?これ?」というチャイを頼む。
んで、来たのがこれ。
結局「何の実」なのか?はわからなかったが、どうやら何かの実のチャイのようだ。
お味の方は、多少独特な感じもあるが普通に美味い。

もちろんこんなカフェのチェーン店でロシアらしい食事なんかあるはずも無く、予想はしていたが、めちゃくちゃありきたりな食事で朝食を済ます羽目になる。
まあ、美味いんでいいんですが・・・。

モスクワでは新年を迎えた後の1月7日にクリスマスが来るので、日本と順番が違う。

となると、街の飾りは新年とクリスマスが共存する形となる。
それにしても、ツリーがでかい。

新年早々、今の所「全敗」の我々だが、挑戦はまだまだ続く。

続いて向かうは「モスクワ動物園」。
動物園だったら子供向けにもやってんぢゃね?という目論見(もくろみ)。

ちなみに我々は以前、元旦に札幌で過ごしたことがあったのだが、その時は札幌市街地にある「円山動物園」はやっていた。しかも無料だった。

モスクワ動物園も結構市街地にあって、「トゥヴェルスカヤ駅」からだったら地下鉄一本、一駅で行けちゃう。

話は全然変わるが、モスクワなどのロシア旅を楽しみたいのであれば、キリル文字はアルファベットレベルで全然OKなので、読めるようになるとかなり楽。
駅などの目的地への看板などがわかって楽なのだ。
ちなみにこれは「プーシキンスカヤ」と書かれている。

モスクワ動物園の最寄り駅であるバリガードナヤ駅のすぐ近くには「モスクワ建築」として有名な「文化人アパート」があるのでついでに行ってみることに。
文化人アパートは駅を出たらすぐ目の前に見えるので、見つからないってことは絶対に無い。

文化人アパートはこんな感じのかなり立派な建物。

これは「スターリン様式」の建築と呼ばれていて、ニューヨークの摩天楼にコンプレックスを持っていたスターリンが、それに負けないビル群を作らせたのだ。
この文化人アパートの他にも「外務省」や「モスクワ大学」なんかの建物も同じようなスターリン建築で、結構行きやすい場所にある。

ちなみに、ソ連時代にはソ連を構成する国に同じような建物がいくつも作られたが、現在「反ロシア」感情が強い国において、これらの建築に対する評判はすこぶる悪かったりする。
例えばポーランドのワルシャワにある「文化科学宮殿」とか。

とはいえ、このスターリン建築自体はそれなりにソ連時代の文化を今に伝えるものなので、いろんな感情はあるものの、それなりに価値はあると思われる。

さて、いよいよモスクワ動物園に行ってみる。
モスクワ動物園もバリガードナヤ駅を出たらすぐ見える場所にあるので、多分迷うことは無いと思われる。

というわけでモスクワ動物園に到着。
ちなみにこれは「zoopark(ズーパーク)」と読む。

我々の目論見は(珍しく)見事に当たり、元旦だが動物園はやっていた。

動物園の前にもでっかいツリー。
こちらもお祭りムードは満開だ。

んで、肝心の動物園の中だが、ごくごく普通の動物園といった感じ。

ロシア独特の動物とか結構いるのかなぁ〜?と思ったが、ロシア独特の動物の多くは「鳥」ばかり。
この動物園は全体的に鳥多め。

あと、モスクワは寒いので、動物も動きがかなり鈍い。というか、冬に強い動物以外はほとんど動いていない。
そりゃ、こんだけ寒かったら、動物だって動きたくないよね。

あまり「特別感」はないので、わざわざ行くほどでもないとは思う。
これだったら、旭山動物園に行った方が楽しいと思う。

さて、動物園をあっさりと適度に楽しんだ我々は、ボリショイサーカスを見に行くために移動。
地下鉄を乗り継いで、ボリショイサーカスのすぐ近くにある「ウニヴェルシチェート駅」へ。

突然どうでもいい話をぶっ込むが、モスクワの地下鉄駅には日本の飲料メーカーである「ダイドー」の自販機が置いてある駅もある。
全ての駅にあるわけではないのだが、駅にアクセスする地下道とかにある。
多分思っきし外に置くと、冬の寒さとかで故障したりするから、比較的暖かい地下道とかに設置しているんぢゃないか?と勝手に想像。

ちなみに中に入っている商品は、思っきし日本の商品のまま。
ロシア仕様にした商品なんかは入っていない。
「さらっとしぼったオレンジ」とかが置いてあるが、ロシア人は買って行くんだろうか?(まあ、置いてあるってことは買って行くんだと思われるが…)

サーカスの時間まではまだ多少ある。

ウニヴェルシチェート駅には先ほど見た「文化人アパート」と同じくスターリン建築の一つである「モスクワ大学があるので行って見ることに…」。

モスクワ大学が駅を出たらボリショイサーカスと反対の方向に歩けば行ける。
地図では結構近いように見えるが、実際には結構歩く必要がある。

モスクワ大学は本当に文化人アパートとそっくりな造り。
かなり重厚な作りでいかにもロシアらしい。

実はモスクワ大学の先にある「雀ヶ丘」って場所にも行こうと思っていたのだが、地図で予想してたよりもモスクワ大学は結構遠く、このまま雀ヶ丘に行って帰ってきたら、絶対にサーカスの時間に間に合わないわぁ〜!と思い、単にモスクワ大学をみただけで、ボリショイサーカスの会場に向かう。

日本人が「ボリショイサーカス」と聞けば「あっ、よく日本とかに公演に来るやつでしょ〜」と思うが、実はそのボリショイサーカスと今回我々が訪れたボリショイサーカスとは全く関係ない。
日本に公演に来ているボリショイサーカスとは一種のブランド名で親しみやすい名前をつけて日本で公演しているだけ。

今回訪れたボリショイサーカスは「ボリショイ・モスクワ国立サーカス」というもので、この場所に常設の会場を持っている団体。

さて、そんなボリショイ・モスクワ国立サーカスのチケットの取り方を少しご紹介。

まずはにアクセスする。
すると、現在やっている一押しの公演の絵が中央に出てきて、その下にカレンダーが表示される。

例によって、各日にやっている演目が表示されるので、自分の都合のいい日をクリックすると、右側のオレンジの部分にその内容が表示される。
問題なければ、そのオレンジの部分をクリックして次に進む。

すると、座席表が表示されるページに飛ぶ。
ちなみに、ここまで英語だったページが突然ロシア語になって焦るのだが、多分感覚的に進めることができるとは思う。

バレエの予約とは違って、席自体に色付けされていて、下の部分に各色の値段が出ているので、わかりやすい。
実際に見てみて思ったことだが、基本的にどの席でもちゃんと見えるので問題ないと思うが、やはり中央のステージに近い方が迫力があって良いだろう。
あと、注意点として、この絵で囲った濃い灰色の部分は人が出入りする入り口。
ちょっとした壁になっているので、若干見にくい。
自分はここのすぐ隣にしてしまったので、見にくい場面が多かった。

適当な席を選択して次に進むと、個人情報を入力する画面に移る。
ロシア語なのでよくわからんのだが、上から「姓」「名」「電話番号」の順。
E-mailだけは「Email」と表示されているのでわかると思う。

個人情報を入力したら、カードでの支払い。

ごめんなさい、ここから先はロシア語が読めないので正確ではないのだが、多分一番左の緑のやつで大丈夫だと思う。

次に進むとカード情報の入力。
ここもロシア語なので若干戸惑うが、上がカード番号、下が名義人の入力欄。
カード期限の入力は多分わかると思う。

カードからうまく引落とされれば、登録したメールアドレスにチケットが送られて来るので、それを印刷して当日持っていけばOK。

途中からロシア語になって、全然わからないってこと以外は、なんとなくで進められると思うのでなんとかなると思う。まあ、仮に間違っていても、当日入場する時にチケットの名前とパスポートを照合されるようなことはないので心配は無用。

バレエやオペラの場合は、劇場の中での飲食はできないが、サーカスはOK。
ポップコーンやお菓子が売られているので、ポップコーンを購入。
お味の方はごくごく普通、

ステージは円形になっていて、思ったよりもステージと客席は近い。
チケットを見ると「写真禁止」のマークが描かれていたので、本当は写真禁止だと思うが、スマホで撮っている人も結構いたので、自分も撮る。
ただ、一眼レフとかで撮っている人は、時折係員に注意されていた。

肝心のサーカスの方はどうなのか?というと、個人的にはかなりオススメ。

常設のサーカスなので、会場の施設はバッチリ。
なのでいろんな演出も出てくる。
時折「この演出何だろう?」とか「この人の役目って何?」と思う時もあるが、サーカスを楽しむ上では特に問題は無い。

ステージはさっきまで普通の地面だったのに、ちょっと目をそらしたスキにスケートリンクになっていたり、突然中央に大きなクリスマスツリーが出たりした。

演出だけではなく、サーカスの演技自体もかなりすごい。
自分は日本で公演されているサーカスを見たことはないのだが、日本での公演を見たことがある妻は「全然違う〜!」と言っていた。
正直「よくそんなことができるなぁ〜」と感心するものばかり。

ステージがスケートリンクになると、シロクマが登場し、演者がちゃんと操っていた。
自分は見逃したのだが、シロクマが係員に「ガリッ」と引っ掻いた場面があり、係員が振り払っていた場面を妻は見逃さなかったらしい。
まあ、そうゆうこともあるよね。

ボリショイサーカスはそんなに料金も高くないし、バレエやオペラのように基礎知識が無くても全然楽しめるので、我々のような庶民向けでかなりオススメだと思う。
サーカスの質はかなり高いので、モスクワで時間が取れるようであれば、是非行ってもらいたい。

サーカスを十分に楽しんだ我々は、次の訪問国であるジョージア(グルジア)に向かうために移動。

まずは、地下鉄で「ベラルーシ駅」まで移動。
そこからは、エアロエクスプレスに乗ってシェメレチェボ空港へ行く。

さて、ここでエアロエクスプレスの自販機でのチケットの買い方をご紹介。

画面の言語を英語にしたら、こんな感じの画面になる。
左上は片道の料金、右上は往復料金、そして右下はビジネスクラスの料金だ。

目的のチケットを選択したら、必要枚数を指定。

指定内容が間違ってないか?確認して次に進む。

後は料金を支払うだけ。
現金でもクレジットカードでもOK。
クレジットカードはカードを挿入して暗証番号を入力するだけ。

支払いが済めば、機械からレシートのような紙のチケットが出てくる。
そこにバーコードが印刷されているので、自動改札でその部分を読み取らせる。

そんなこんなで、シェメレチェボ空港へエアロエクスプレスで移動。
1時間ぐらいはかかるので、時間に余裕を持って移動した方が良い。
しかも運が悪いと、出国審査とかで非常に時間がかかる場合がある。
まあ、そこはロシアなんで、予想の斜め上を行くこともあることは頭に置いておいた方が良い。

さて、ここからは飛行機に乗ってこの旅2カ国目であるジョージア(グルジア)へ移動する。

シェメレチェボ空港のターミナルにはウズベキスタン料理のレストランがある。
「お〜!久しぶりのウズベキスタン料理だ〜!」と喜んでいっぱい食べたら、すごい金額になってしまった。
別に不味くはないが、すごく高いのであまりオススメしない。

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