【タイ・バンコク旅行記】1泊2日で一体何ができるんだ?実践してみよう!(後編)

旅は2日目。
朝飯を食べた後にスネークファームに向かうところから続く。

スネークファームへは、大通りに面したところから入ると、まずこんな建物と池が目に入ってくる。しかし、観光として見られる場所はこの建物の裏側。
実際の入り口は下写真のところから入る。

まあ、その入り口へ行くまでの案内板も数カ所あって、迷う心配はないと思う。
そんな案内板の矢印は、ちゃっかりスネークだった。

さて、入場料大人200バーツ(そこそこする)を払って中に入ると、いきなり小さなガラス張りの小屋が見えて来る。恐る恐る中を覗くと思わず「デカいよ!これっ!」と叫んでしまいそうなニシキヘビがいたりする。

基本的に全然動かないので「ヘビ柄でなければ気づかないかもっ!」という感じ。

そんな感じの小屋が屋外に何個かあり、建物内にも動物園の「爬虫類展示館」みたいな造りで、大小さまざまな蛇が展示されている。

まあ、ヘビって日常生活ではあまりお目にかかる機会が最近めっきり減ってしまったので、こんなたくさんの種類のヘビを見られるのはなかなか貴重だと思う。
しかし、残念な点は、ヘビってそれほど常に活発に動くような動物ではないので、動きを見ることができずちょっと残念。
展示スペースでも全然動かないもんだから「どこにいる?」と探すのにちょっと苦労するぐらい。

さて、このスネークファームはヘビの展示だけではそれほど面白くないのだが、スネークショーというのが毎日行われていて、それが面白い。

平日は11:00と14:30、土日祝日は11:00時しかやっていないので注意が必要。

ショーと言っても本当に小さなスペースに観客席が用意されていて、ステージはただの通路。
そこで、何種類もの毒ヘビを係員が紹介する。

我々の時はちょっと「おねぇ系」の係員がタイ語と英語でそれぞれのヘビについての説明をしていた。
自分の浅〜い英語力では全てを理解することが困難だったのだが、それでもいろいろな解説を聞くと「へぇ〜、そうなんだ〜!」と思うことも色々あって、結構勉強になる。

係員がコブラを放ち、挑発すると、コブラは戦闘大勢に入る。
さらに挑発すると、噛み付いて来たりするので手に汗握るシーンとなる。
これこそこのショーの見せ場なんだと思われる。

しかし、その解説を良く聞くと、ヘビの目はあまり良くないらしく、我々が見えているような像がはっきりと見えていないらしい。実際にはぼんやりと「そこに何か物体が動いている」程度にしか見えていないらしく、あとは他の熱を感じる器官とかの助けを借りて獲物を取ったりするそうだ。

そういうヘビの特性を係員は良く知っているので、どの辺を挑発し、どうすればヘビが噛み付いてくるのかを心得ているそうだ。まあ、素人には真似できないと思うけど…。

ショーの最後にはこんな感じで大きなヘビと記念撮影ができる。
我々もこのヘビを首に巻いて仲良く記念撮影した。

ヘビの皮膚は臭かったりぬるっとしたりするのか?と思ったがまったくそんなことは無く、単にひんやりと、そしてペタペタした表面だった。

この施設は、観光客におもしろおかしくヘビや、ヘビのショーを見せてお金を稼ぐことが主な目的ではない。
本来の目的は、ヘビとその毒の研究を行い、毎年タイ国内で毒ヘビに噛まれて死亡する事故を限りなく少なくするという立派な目的がある。

おそらく、ヘビの展示やショーを通して、ヘビについての正しい知識を得てもらい、ついでに彼らが活動する資金を調達するんだと思われる。
単に国から充てられるお金に頼るのではなく、自分たちでも必要なお金を作り出そうという姿勢はアリなんぢゃないか?と思う。

ちなみにここはタイの赤十字病院となっていて、各種予防注射が日本で受けるよりも安くできるので、世界一周とかする旅人には有名。

なかなか勉強になったスネークファームだった。
次に向かうはワットパクナムというフォトジェニックな光景が見られる寺院へ向かう。

ワットパクナムはバンコクの中心街からは少し距離がある。
BTSで行くこともできるが、駅からは遠く、結構歩かなければならないらしい。
この炎天下で長時間歩くと干からびちゃうなぁ〜と思って調べていくと、どうやらスネークファームの前の道路を走る4番のバスで近くまで行くらしいので、バスに行くことに。

あまり旅慣れしていないと、海外のローカルバスってちょっと敷居が高い感じがする。
それはおそらく「何番のバスがどこへいくのか?そしてどのルートを通るのか?」というのが不明瞭だからだと思う。
しかし、バンコクであれば、Google Mapの経路検索でもバスの経路がヒットするので、それを使えばそれほど難しくはないと思う。

バンコクのバスはありがたいことに、こんな感じでちゃんと「バス停です」というのがわかるようになっている(バス停が明らかになっている国は、先進国以外ではけっこう「まれ」)ので助かる。
まあ、バス停に路線図なんかは書かれて無いと思った方が良い。

スネークファーム近くのバス停を見つけ、バスを待っていると、4番のバスが来たので乗る。

バンコクのローカルバスは、車掌(たぶん制服を着たおばちゃん)が料金を回収しに来るシステム。
んで、行き先を言わなくてはいけないんだけど、これがちょっとテクニカル。
現地の言葉で何と言ったら良いのかわからないのだ。

自分は「ワットパクナム」と大きな声ではっきりと言ってみたのだが、車掌のおばちゃんはわかってくれず。
しょうがないのでiPhoneで地図を表示させて見せてみたけどダメ。
運良く隣に座っていたおっちゃんが、その地図を見て車掌のおばちゃんに「ワットパクナム」と言ってわかってくれた。
どうやら、強弱をはっきりさせて言わなければならないみたい。
iPhoneで表示させた地図とかだとわかりにくいので、大きな紙の地図か、ホテルなんかで行き先をタイ語で書いてもらうと良いかもね。

4番のバスでワットパクナムに行くには、終点まで乗れば良い。
この地図のように終点に着いたら、そのまま歩いて進んで行くとワットパクナムに到着する。
バスを降りる時に、車掌のおばちゃんは親切にも「こっちに行ったら着くよ〜」と教えてくれた。

ワットパクナムはいろんな施設がたくさんある寺院なのだが、今回のお目当ては「エメラルド仏塔」というもの。
こんな感じの仏塔の中にエメラルド色の仏塔があるらしいのだ。

そんなこんなで、靴を脱いで仏塔の中に入り、最上階まで行くと、こんな素敵なエメラルドの仏塔に出会える。

「バンコク・観光」とかいうキーワードなんかで画像検索すると、この写真はわんさか出て来るし、インスタとかでもかなりの数が出て来る超有名フォトジェニックスポット。
観光客はもちろんのこと、地元の若い人たちも結構来ていた。

我々のように浅い知識で単なるフォトジェニックポイントとしてしか思っていなかったのだが、実際には熱心にお祈りする地元の人も結構いて、ちょっと反省する。

仏塔の外にも出ることができる。
最上階からの景色は美しく、遠くにバンコク中心街の構造ビルなんかも見える。

ちょっと違う方向を見ると、すぐ近くに大仏が見えるのがちょっと気になる。

まあ、ネットで「ワットパクナム」と検索したら、まあ間違いなく先ほどのエメラルド仏塔が出て来るんだと思うが、せっかく本当のワットパクナムに来たので、フォトジェニック以外の部分の見てみることにする。

先ほどのエメラルド仏塔の他にはこんな感じで金色の僧侶の像があったりする。
たぶんこんな感じの像になるぐらいなので、すごく偉い僧侶なんだと思う。

その他には美しい天井画や大小様々な仏像がガラスケースに入って展示されていたりと、全体的になにやら「仏教博物館」的な感じがする場所だった。

さて、ワットパクナムを後にしてバンコク中心街に戻る前に、先ほどテラスから見えた大仏がちょっと気になったので行ってみることに。
ワットパクナムの裏手にあるようなので行ってみる。

このお寺は「ワット クン チャン」というお寺らしく、大仏の近くに行ってみると、大仏は象に乗っかった姿だった。

ワットパクナムからは後ろ姿しか見えなかったのだが、正面に回って見てみると、若干コミカルな表情のお姿で、なんだか親近感が湧く大仏だった。

このお寺には大仏の他にもこんな感じの派手な建物も点在する。

そんなこんなで、また4番のバスにのって、バンコク中心街方向に戻ることにする。
続いて向かうは有名なワットポー近くにある「フラワーマーケット」。

バンコク市街方向へ走るバスがチャオプラヤ川を渡ったらバスを降りる。そこからフラワーマーケットまでは歩いて行ける。

適当なところでバスを降りたら、降りたところにちょうど「焼きバナナ」の屋台があったので、買うことに。

我々はこの「酸味があるイモ」みたいな焼きバナナが大好きなのだ。
日本ではなかなか食べられない食べ物なので、まだ食べたことのない人は是非試してみて!

焼きバナナ屋台の近くには「虫」を売る屋台もあった。

普段虫を食べる機会が無い自分たちにとって、ちょっと気持ち悪い感じもするが、タイでは特に田舎の方に行くと虫を食べる文化がある。

冷静に考えれば、日本だってイナゴや蜂の子のなんかを食べる文化は少なくなったと言え、いまだにあるわけだし、同じだよね。
まあ、我々は「ヘタレ」なので、今回はこの虫には挑戦せず。

そんなこんなで寄り道をしつつも、フラワーマーケットに到着。

ガイド本で見かけたので「フラワーマーケットってどんな感じかなぁ〜?」と思って行ってみると、おそらくお供え用のお花をメインに取り扱っていて、しかもよくお寺の近くで屋台として売っているような人たち向けの「問屋」「業者」的なマーケットだった。
個人的に趣味で「お花を買いたい!」とかいう感じではなさそう。

特に輪っか状に成型されたものが売っていたり、茎は無く本当に「花」の部分だけ袋いっぱいに入れた状態で売っていたりする。

フラワーマーケットの中は主に業者向けっぽかったが、周辺には小売りのお花屋さんみたいなのが結構あって、そちらの方では、個人的に楽しめそうなお花を、日本の花屋さんのように売っていたりする。

いずれにせよ、日本には持って帰れないので、見て楽しむぐらいにはなってしまうが…。

フラワーマーケットの隣は「青果市場」になっていて、フラワーマーケットと繋がっている。ということで、そちらにも足を伸ばしてみた。

いろいろな種類の野菜が大量に地面に転がっていて、小売りの市場ではなく、こちらも業者単位で扱うような量の野菜を取り扱っている感じだった。

レストランで使うんだろうか?おばちゃんがひたすら生姜を千切りにしている姿があったりしてちょっと面白い。

出来上がった千切り生姜はそれこそびっくりするぐらい大きなカゴに置かれ、その上には氷問屋でしか見ないような大きな氷が”ドンッ”と置かれて、千切り生姜が傷まないようにされていた。

なかなか見れない光景なので面白い。

さて、フラワーマーケットからは、Google Mapの経路検索でヒットした適当なバスに乗って、フラワーマーケットからそれほど遠くない場所にある「チャイナタウン」に行ってみることに…。

チャイナタウンはそれこそ地元の人やら観光客やら中華系の人やらで、基本的にものすごく混んだ場所なので、人混み嫌いの自分は絶対に行きたくない場所だった。
しかし、そんな場所にもかかわらず、チャイナタウンに行ったのは、ちょっとした狙いがあったからだ。

それは美味い「シュウマイ」の屋台があるという情報を嗅ぎつけたから。

まあ、嗅ぎつけたと言っても、単にバンコクへ飛ぶ飛行機の搭乗待ちをしている時に、ネットで見つけただけなんだけどね。
当日まで、ほとんど観光ポイントなんかを計画していなかったズボラな自分は、焦って成田の搭乗待ちの時間に必死にいろんな「ネタ」を探していたのだ。

そんなこんなで、この地図の場所にシュウマイ屋台があるらしく行ってみた。

さて、実際に行ってみると、こんな「寺の入り口か?」と思われるような立派な門構えの入り口の端っこに、ヨボヨボの中華系じいちゃんがいる。情報によれば、彼が売るシュウマイが美味いらしいのだ。

んで、おじいちゃにシュウマイを注文する。

と言っても、言葉が通じないので、詳しくはわからなかったのだが、壁に貼り紙がしてあり、どうやらシュウマイは1個3バーツで、最小5個から、何10個という単位で買える。

「何10個って多くね?」と思うかもしれないが、シュウマイは我々が想像するよりもずっと小さく、一口サイズ、もしくは半口サイズぐらいの大きさ。
我々は20個買ったのだが、それでも「小皿」と言えるお皿に乗って出て来た(下写真)

さて、お味の方は「大絶賛!」とまではいかないが、確かに美味しい。
小さいながらもいろんな「旨味」がギュッと詰まった感じのシュウマイだった。
特にシュウマイの上にカリカリの粉みたいなのがかけられていて、何の粉なのか?は不明なのだが、食感が良くなり、海老のような味と風味が追加されてとても美味しい。

チャイナタウンに来てちょっと小腹が空いたら立ち寄ってみても良いかもしれない。

せっかくチャイナタウンに来たので、ちょっとだけ観光してみようかと思う。
向かった先は「黄金仏寺院」。
チャイナタウンをブラブラ歩いて行く。

どこの国にあるチャイナタウンも皆同じかもしれないが「ここは本当にタイか?」と思うほど、街は漢字に溢れていてちょっと異様。

そんな漢字だらけの街をブラブラ歩いていると、マンゴージュースの屋台を発見。
昨日のザクロジュースが若干失敗気味だったので、あまり期待はしていなかったのだが、とりあえず一本購入。

ところがどっこい、これが予想に反して「激ウマ!」

本当にマンゴーを潰しただけのジュースで、果肉たっぷりのドロドロジュース。
なので、まさしくマンゴーを食べてる感はあるのに、手も汚れずで良い。

まあ、屋台なので常にそこに店が出ているのか分からないが、見つけた時には試してみる価値アリだ。

そんなこんなで寄り道をしつつ、黄金仏寺院(ワット・トライミット)に到着。

入場料を支払って敷地内に入ると、こんな感じの立派な建物がお出迎え。
階段を登って、靴を脱ぎ中に入ってみる。

中に入ってみると、こんな感じでかなりの大きさの黄金に輝く仏様が鎮座する。

なんでも、この仏様はもともと漆喰で覆われていて、別のお寺にあったそうだ。
んで、そのお寺が廃寺になるということで運び出そうとしたら、その漆喰の一部が剥がれ、中からこんな黄金の仏像が現れたので、こんな立派なお寺に黄金の状態で置いた。
挙げ句の果てには観光客から拝観料をせしめて見せ物にしよう!という、仏教ではご法度の欲にまみれた考えがあったために、現在我々が見ることができるという、ありがたい仏様。

まあ、運び出す時に「この仏像、やけに重いなぁ〜」と思ったらしい。
それもそのはず、なんと全重量が5.5トンもあるらしい。そりゃ重いよね。

最近、仏教信者ではない人(特に欧米人など)が、ブッダの姿を「カッコイイから」とかいう理由で タトゥーにしたり、物品に書いたりとするケースが多いらしく、仏教国の人たちはさすがにそれを良しとはしておらず問題になっているというニュースが出ていた。

今回も寺院の入り口にはこんな感じの立看板が置いてあり「ブッダをデコレーションに使ったり、タトゥーにすんなよ!」という内容の注意喚起がしてあった。

その辺の、ブッダや仏教そのものの知識については「 https://www.knowingbuddha.org 」を参照。

黄金仏寺院の近くには国鉄のフアランポーン駅がある。アユタヤやタイ北部の方面に行くには、この駅を利用すれば良い。

そんなフアランポーン駅の前には地下鉄(MRT)のフアランポーン駅があって、我々はそこから1駅の「サムヤーン駅」へ移動。
目指すはタイでは超有名なカニのカレーを提供する「ソンブーン」。

カニのカレーは「プーポッパンカリー」と言って、タイではメジャーな料理なんだけど、その中でもこの「ソンブーン」というお店は超有名。
「タイ・グルメ」等のキーワードで検索すると、必ずと言っていいほどヒットする。
バンコク市内にもかなりの店舗数があって常に混んでいるそうだ。

自分はこの店の存在を以前より知っていたが、カニを殻ごと入れるカレーは「食べにくい」し、それ以前に「高い!」という理由で来たことはなかった。
(なんせ、一人でタイに来ることが多く、わざわざ高級メシを食べるつもりはハナから無いので…)

しかし、今回は妻も一緒だし、せっかくなので高級グルメを味わってみよう!ということで来てみたのだ。

ソンブーンはこんな感じのカニのマークが目印。

プーポッパンカリーは当たり前のように注文するが、それ以外にも春雨のサラダ「ヤムウンセン」や、牡蠣オムレツみたいなメニューも注文。

ここでもヤムウンセンは結構な辛さ。
酸っぱ美味いのは良いのだが、辛いのが苦手な我々にはちょっとキツかった。
牡蠣オムレツはごくごく普通に美味い。
台湾でよく食べられている牡蠣オムレツは片栗粉を溶いて焼いたような「トロッ」とした部分が多いが、こちらはそれが少なく、われわれはこっちのほうが好き。

そんでもって、メインであるカニのカレー「プーポッパンカリー」が登場。
見た目は豪華。カニも惜しげなく入っている。

んで、肝心のお味のほうだが、さすがにあれだけネットで推奨されているだけあって、間違いのない味。
辛さはほとんどなく、我々でも全然食べられる辛さ。
そしてかなりクリーミーに仕上げられていて、カニの味もたっぷり出ていて美味い。
「高級料理」と言って間違いない感じだ。

しかしながら、予想はしていたものの、やはり殻ごとのカニなので、超食べにくい。
カニの身をしっかり食べようとすると、手はベットベトになるし、口の周りも結構汚れる。そして食べることに夢中になって無言になるので、付き合いだしてまだ日の浅いカップルは避けた方が良いかもね。

味は良いのだが、なんとなく自分の中のイメージとして、タイは「ごはんが美味しくて安い!」というのが良いところだと思っているので、そういった面から考えれば、次回からは無いかなぁ〜というのが正直な感想。

さて、ここからは、今バンコクでホットな場所になっているというショッピングモールを目指そうと思う。
まずはMRTとBTSを乗り継いで「サパーンタクシン駅」へ移動。

サパーンタクシン駅からはチャオプラヤ川を船に乗って下って行く。
船着場は、ほぼ駅直結になっていて、行ってみると我々と同じくショッピングモールに行く人たちで行列になっていた。
特に若い人たちが多かったかな。

かなりの人が並んでいたので「船に乗れるだろうか?」とちょっと心配になったが、船には人をギュウギュウに乗せるので、特に問題は無し。

そんなこんなで、船で川を下る。
目指した先は「アジアティーク ザ リバーフロント」というショッピングモール。

船はかなりゆっくりで、ショッピングモールまでは10~15分ぐらいかかる。
船に乗っていると、生ぬるい風が吹き抜けるのだが、それはそれでバンコクらしくて良い。

しばらく乗っていると、進行方向に観覧車が見えてくる、そこが目的の「アジアティーク ザ リバーフロント」。

バンコクでマーケットと言えば「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」なんかが有名で、自分も何度か行ったことがあるのだが、そんなマーケットを想像してこの「アジアティーク ザ リバーフロント」を来ると、完全に面を食らった感じになる。

「アジアティーク ザ リバーフロント」今までのタイの「市場」とは全く違った、完全な「おしゃれスポット」になっていた。
日本で行ったら、最近盛況な「アウトレットモール」といった感じ。

目印的な存在になっている、敷地内にある観覧車。
もちろん乗ることはできるし、どっちかと言えばたくさんの人が写真を撮っていて、ちょっとした「インスタ映え」を狙った写真スポットとなっていた。

ここへは「何かを買いに来た」というよりば「どんなところなのか見に来た」という程度なので、特に買うものはなかったのだが、個人的にオススメはこの「ドリアンシェイク」

まんま「ドリアンをジューサーにかけました」的な感じで、ドリアン好きではないと絶対に飲めないだろうと思われるぐらいのドリアン感。
我々はドリアン大好きなのだが、それでも成田に戻るぐらいまで、胃がもたれた感じになり続けた。

さて、そろそろ帰国の便の時間も近づいて来たので、空港に行こうかと思う。

帰りも現在バンコクの主要国際空港になっている「スワンナプーム空港」ではなく、かつての主要国際空港だった「ドンムアン空港」へ行く。

基本的に市街からドンムアン空港へ行く時は、空港から市街へ来たのと逆を辿ればよく、BTSモーチット駅へ向かい、そこからバス。
我々はホテルに預けていたバックパックを回収しつつ、モーチット駅に向かう。

BTSモーチット駅からバス停までだが、こちらも非常に簡単。

モーチット駅の3番出口を出て、階段を降りると、目の前がドンムアン空港行きバス乗り場。

バス停にはちゃんと「A1」という文字も書かれているので、迷う心配は無用だ。
大きな荷物を持って待っている人がいると思うので、彼らと同じ場所で待っていれば間違いない。

そんなこんなで、今回の超弾丸バンコク旅は、それはそれなりに楽しむことができた。

本当はちょっと離れた場所にあるお寺とかにも行きたかったのだが、時間の関係で叶わず。
なんだかもったいない気もする。
とは言え、バンコクはそんな長期間休みを取って来る旅先ではなく、気軽に思い立ったら行けてしまうところが良いところだと自分は考えている。
なので「いつも時間との戦いになるんだよなぁ〜」とも思っている。

そんなこんなで、日本に帰国。

さて、ここからは番外編。

バンコクでは「ワットパクナム」というお寺でフォトジェニックな「エメラルド仏塔」の写真を撮って来た。
実はこのワットパクナムの「日本別院」というのが、成田空港から近いところにあるらしいので、帰宅前にちょっと寄ってみた。

近くと言っても徒歩で行けるような距離では無いので、さすがに車は必要。
近付くにつれ、かなりの田舎で「本当にこんなところにお寺なんかあるのか?」と不安になって来るレベル。

すると、突然「こんな絵に描いたような日本の田園風景には絶対マッチしないでしょ〜!」という感じの、ひときわ異彩を放つタイ式の建物が出現する。
かなり立派なお寺だ。

我々が行った時には集会みたいのをやっており、ちょっと近づき難い雰囲気もあったので中は見れず。
でも成田でちょっと時間があって、車もあるんだったら、興味のある人は行ってみても面白いかもしれない。

そんなこんなで、今回の弾丸バンコク旅はこれにて完結。

さて、次の旅はこれまた「ふらっと行く東南アジア」で「カンボジア・プノンペン」。

カンボジアと言えば「アンコールワット」が有名で日本人にも人気の旅行先。
自分も10年ぐらい前に初めて行った。そしておもっきしお腹を壊して帰って来た苦い経験がある。

しかし、自分にはアンコールワットよりも気になるものがカンボジアにはある。
それは「クメールルージュが行った負の歴史と現在の復興を見ること」

カンボジアの悲劇はなぜ起ったのか?そして、そんな負の歴史を経験したカンボジアの今はどうなっているのかっ?
そんなところを注目して見て来ましたよ!

次の「カンボジア編」も乞うご期待!

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