【台湾・高雄旅行記】ブラッと高雄の過ごし方を考える旅 前編

旅行時期 2019/11/21~25

ちょっと休みが取れたので、ふらっと台湾に。
いつものように安いエアチケを探していたら、高雄がヒットしたので、特に目的は無いけど高雄にGO!

ということで、直航便で高雄に到着。
空港には地下鉄が接続しているので市街への足は非常に便利。
到着は夜だったので、今日は夕飯だけ食べてホテルに行って寝るだけだ。

ホテル近くに六合夜市があるので、夕飯はそこで簡単に済ませることにする。

六合夜市ではいろんな店が並んでいるので、何にするのか?が迷ってしまうが、今回チョイスしたのは「海鮮焼きそば」。
絶賛するほどではないが、さすが台湾、安定の美味さだ。

さて、日付は変わって、翌日。
本日は高雄の観光ポイントでは有名な「旗津」に行ってみようと思う。

旗津は陸続きになっておらず、フェリーで行く必要がある。
高雄中心部から旗津に行くには、地下鉄オレンジラインの西側最終駅である「西子湾駅」に向かい、そこから歩いて「鼓山輪渡駅」というフェリー駅に向かい、そこからフェリーに乗って「旗津」へ行く。

旗津側のフェリーターミナルに着いたら、歩いて移動。
フェリー降り場から真っ直ぐ伸びる道がメイン通りっぽいので、その道を進んでいく。
まず向かったのは「旗津開基明心社修善堂」

旗津開基明心社修善堂は結構立派な神社。
本堂の上には「文武聖廟」と立派な文字が掲げられている。
旗津のある場所や、建物のデザインからすると、おそらく海の神様を祀った神社なんだと想像される。

メイン通りを真っ直ぐ歩いて行って、海まで出てみよう。

まあ、時期ではないので海に入っている人は全くいなかったが、眺めがよく綺麗な海。
暑い台湾のことだから、シーズンになったらたくさんの人で賑わうんだろうと思われる。

さて、ここからは、海水浴場の北西側に位置する小高い山に行ってみることにする。

海岸に沿って整備されている遊歩道を小高い山の方向に歩いていくと、トンネルが現れる。

この小高い山を突っ切るように彫られたトンネル。
歩道も整備されていて、旗津の島の北西側の端に出られるようになっている。

トンネルを抜けると、山をぐるっと取り囲むように遊歩道が整備されているので、意味もなく散策してみた。

遊歩道の途中にはこんな感じのオブジェもある。

旗津の島の端にあたるので、ここら辺を航行する船からは一番見える場所。
そんな場所に「歓迎」と書かれた立派でデカい看板が設置されていた。

山の北東側にある登山道入口から山に登ってみる。まず目指す場所は「高雄灯台」

結構息を切らしながら登っていくと、山頂付近に立派な灯台が存在する。
中に入れるのかどうかは?はわからないが、自分が行った時には修復中だった。

建物自体は修復中だったが、航行の安全を守る灯台らしく、日時計なども設置されていた。

灯台の設置されている条件として遠くから見渡せる場所ってことはあると思う。遠くから見渡せる場所にあるってことは、その灯台からも見晴らしが良いことは容易に想像できる。
遠くに見える高雄の近代的でぎっしりと詰まった街がしっかりと見える。

さて、灯台からさらに歩いて進んで行くと「旗後砲台」という跡地が現れる。

旗後砲台は、かつてここに沿岸防衛のために大砲が設置された場所。現在は大砲は存在しないが、いかにも要塞として機能していたんだろうなぁ〜とわかる造りだ。
こちらも敵の様子がわかるような場所に作られているので、眺めも当然良い。

先程の灯台は主に街の方に向かって景色が良い感じがしたが、旗後砲台は主に広い海に向かって眺めが良い感じがする。

旗後砲台まで来た道をさらに進むと、この小高い山を降りることができる。ここからはさらに街の中を歩いて行って「旗后観光市場に行ってみる」

軽い登山的に山を歩いていたので、喉が乾いてしまった。
旗后観光市場の入口付近にジューススタンドを見つけたので、冷たいスイカジュースで一休みする。

こういった生搾りジュースが本当に手軽に(お値段的にも)入手できる台湾は羨ましいなぁ〜と思う。

さて、乾いた喉も潤ったところで、旗后観光市場へ。
市場内は海産物の乾物屋がほとんどと言ったところ。
海産物の乾物屋なので、それなりにハエも多い。そりゃ臭いも強烈だしね。
新鮮な魚なんかはかなり少なかったので、やはり季節や客のターゲットによるんだと思われる。
本当に「観光市場」といった感じで、地元の人で賑わう市場ではなく、観光客で賑わう市場だと思う(自分が行った時には全然賑わっていなかったけど)

さて、旗后観光市場からは、高雄公共レンタル自転車を借りて南東方向に走る。向かうは「旗津彩虹教堂」へ。

旗津彩虹教堂へ行く途中にあった「沙仔地福壽宮」。
別にガイド本に載っているわけではないのだが、建物はかなり立派。内部もかなり立派でご利益がありそうだった。

そんな立派な神社の前で思っきし天日干しで干物を作るという、なかなか興味的な構図。

そんなこんなで、旗津彩虹教堂に到着。
明かに「映え」を狙って作ったよね と言える構造物。
自分が行った時にも写真を撮りに来ている若い人たちが結構いた。

有名な虹色の四角いオブジェの他にも三角形のオブジェがあったが、ネット上ではあまり有名ではない気がする。色が多彩ではないので、あまり有名ではないのかもしれない。

旗津彩虹教堂のすぐ近くには「旗津貝殻館」という博物館があるので行ってみる。ついでに「雙螺台」というオブジェがあったので寄ってみる。

「雙螺台」とは貝のオブジェだった。今から訪れる旗津貝殻館も貝についての博物館なので、ここら辺では貝が有名なのだろうか?

しかし、自分がこのオブジェに行った時、おばちゃんたちがくつろいでいたのだが、自分は写真を撮ろうとしても空気を読むことも無く、絶対にどかないおばちゃんたち。結局自分の「雙螺台」の写真はもれなくおばちゃん付となってしまった。

さて、そんなこんなで旗津貝殻館に到着。
貝殻を展示してあるだけの博物館なのだが、内部は新しくて綺麗。

しかしながら、あまり訪れる人は多くないようで、自分が行った時には日本人観光客が1組と現地の人と思われる人が2〜3人いるだけだった。

とはいえ、貝殻だけの博物館だけあって、展示されている貝殻の種類は豊富。自分はそれほど貝殻に興味はないので、あんまりわからなかったのだが、貝殻好きなら心踊る場所に間違いないと思う。

自分が興味深かったのは、貝殻をカットして内部構造がわかるようにして展示している物。大体は予想されるが、それでも実際に見ると「ほ〜、こうなっているのか〜」と感心する。ちょっとした芸術品みたいな感じだ。

旗津貝殻館からさらに南に向かってみる。とりあえず「旗津風車公園」まで行ってみようと思う。

さすがに海岸沿いだけあって、風が多少強かったが、海外沿いには遊歩道がしっかりと整備されているので、歩いても自分のように自転車でも快適に散策できるところが良い。

風車公園に行く途中に、またまた立派な神社が現れる。
地図を確認すると「旗津天聖宮」という神社らしい。

そんなこんなでのんびりと公共自転車を漕いでいると、そのうち風車公園に到着。
ネットで写真を見た時には、いかにもたくさんの風車が並んでいるように写っていたのだが、実際に行ってみるとこれだけ(写真下)だった。
公園に風車を設置するぐらいなので、やはりここは定常的に風が強い地域なんだろうと思う。

この風車公園には風車以外にも海の生物(主にカニ等)のオブジェがあって、子供たちだったら喜んで遊びそうな感じだった。
台湾には全体的にこんな感じの「かわいい」物を設置するのが好きなんだなぁ〜と思う。

さて、大体旗津を観光したので、旗津島から高雄市街がある陸地に戻ろうと思う。
旗津のフェリー乗り場に戻る途中に「斗六冰城」というスイーツ店があるようだったので寄ってみることに。

斗六冰城はのんびりしたスイーツ店で、自分が立ち寄った時には、店の主人のおじさんがおもっきしソファーで寝ていた。

メニューはいろいろあったのだが、アイスが美味しそうだったので、アイスを注文。
いろいろある味の中から3種類ぐらいの味を自由に選べるお得なものがあって、それを食す。
絶賛するほどではないが、普通に美味い。

さて、旗津側のフェリー乗り場から本土側に戻ったら、
次に向かったのは「吳家金桔豆花」という豆花のお店。

吳家金桔豆花の豆花はシロップ漬けにされた金柑が乗っているのが特徴。ちょっと苦味があって酸っぱい金柑が甘い汁と一緒に食べる豆花とすごくマッチしている。
女性は好きな感じなのではないか?と思う。

この段階でいろいろと食べまくっているのだが、吳家金桔豆花のすぐ近くに面白そうな麺が食べられる店があるようなので行ってみた(腹はいっぱいだけど)。
「阿財雞絲麵」というお店

阿財雞絲麵で食べられる麺は醤油の絡んだ弾力のある麺に蒸し鶏を細かく割いた具が乗ったシンプルな麺。
汁なしと汁ありが選べる。自分は汁なしを選択。「雞絲麵(ジースーメン)」という料理らしい。

わりとお腹がいっぱいの状態で行ってしまったからか?ネットで称賛されているほどの感動はなかったのだが、ごくごくシンプルで美味しい麺。麺には弾力がある。量も多くないので、小腹が空いたらちょっと食べるというのでも良いかもしれない。

そういえば、高雄には立派な図書館があるという情報は知っていたのだが、行ったことがなかった。多分本は読めないとは思うが、どんな感じか?が気になったので行ってみた。

高雄市立図書館の外観はこんな感じ。
中で写真を撮っていいのか?がわからなかったので写真はないのだが、蔵書数もかなり多い印象。
にもかかわらず、これだけ大きな建物なので、窮屈な感じは無く、かなりゆったりで、自習が出来そうな机や施設なんかが日本の図書館よりもかなり充実している感じがした。
本を読むというより、この空間を利用して勉強している(まあ、寝ている人もいたけど)人がほとんどといった印象だ。
街にこんな充実した図書館があるのは、住むのにはとても良い環境だなぁ〜と思う。

一通り図書館をうろついた後は、先程豆花や雞絲麵(ジースーメン)を食べたエリアに再び戻り、かき氷を食べることに。
向かった店は「高雄婆婆冰」というお店。

本当はフレッシュな果物と一緒に食べるかき氷を食べたかったのだが、注文時の写真に騙されて、自分が頼んだものはジャムが主のかき氷になってしまいちょっとガッカリ。

別に自分が頼んだものはマズいわけではなかったのだが、もっとフレッシュな果物とかと一緒に食べるやつだったらもっと美味しかったんだろうなぁ〜と勝手に想像。

店は、自分が行った時には地元の若い人たちがそこそこいたので、そういった人に人気の店なんだと思う。

さて、夕飯は何にしようかなぁ〜と思って結局「六合夜市」に行く。
本当の事を言えば、昼間そこら辺を歩き回っていたもんで、ちょっと疲れてしまい、夕方ホテルに戻って一休みしていたら、すっかり寝てしまったのだ。
寝起きで遠くまで出かけるのも面倒なので、結局ホテルから歩いて行ける六合夜市で軽く済ませてしまおうと思ったのだ。

とはいえ、六合夜市にはそこそこ美味しいものがいくらでもあるのでとても良い。今回はオーソドックスに海鮮雑炊をチョイス。

見た目から分かる通り、こんなものを台湾で食べてマズいわけがない。マズい店だったら、美味い店が溢れる土壌である台湾では速攻潰れていると思う。

そんなこんなで本日は就寝。

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